四段
概要
四段活用とは、活用語尾が五十音図のア段・イ段・ウ段・エ段(a, i, u, e)にわたって変化するような、古文の動詞の活用のしかたのこと。なので四段と言われる。
登校中にでも、活用を口ずさみながら押さえておこう。
どの動詞がこの四段活用になるのか、という見分け方がとても大事で、その動詞の下に「ず」を付けたときに、直前がア段 (a) になると四段活用と見分けられる。
例
- 「書く」+「ず」→「書かず」(Kaka+zu) → 「書く」は四段活用
- 「見る」+「ず」→「見ず」(Mi+zu) → 「見る」は四段活用ではない
補足
現代語の感覚と活用がずれている語については、「ず」の直前の音をしらべる上の方法では注意が必要。古文での活用を見る必要がある。
たとえば、「飽く」 や 「震ふ」 は、現代語でいくと「飽きず」「震えず」になるが、実はこれは間違いで、正しくは古文では「飽かず」「震はず」となるので、どちらも四段活用。
逆に、「恨む」 や 「滅ぶ」 は、現代語でいくと「滅ばず」「恨まず」としてしまいそうですが、実は古文では「滅びず」「恨みず」となるので、どちらも上二段活用である。
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