秦
概要
中国最初の統一王朝、秦のお話です。
強権的な政治によりすぐに滅びてしまいます。
まとめ→中国王朝
時代
前221年〜前202年
場所
詳細
王は皇帝を名乗り(始皇帝)、郡県制の施行や焚書坑儒、長城の修築などで強権的な政治を行います。
急激な統一政策と負担で反感は高まり、始皇帝の死後まもなく反乱が各地で起こり、統一後15年で滅びます。
反乱勢力の中の項羽と劉邦が力を伸ばし、4年間戦った末に劉邦が中国を統一、漢王朝をたてます。
補足
それまでは王が最高位だったのですが、各地に乱立してしまったため、秦がその上の位置付けに導入したのが「皇帝」の名です。
以後中国では近代まで、皇帝が最上位であり続けます。
また、皇帝は死後、生前の活躍によって諡(おくりな)がつけられます。(例:文帝)
そして霊を祀るのには廟号が用いられ、代によることが多いです。(例:高祖)
廟号は特に世代によるため同じ名を持つ皇帝も多く、王朝名と共に書くことで識別されます。
もちろん本名もあるので(例:楊堅)、三つの呼ばれ方をする場合があるわけです。
混乱する部分ではあると思いますが、きちんと把握しておきましょう。
ちなみに例に挙げたのは全て、隋という王朝の二代皇帝です。
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