第二次世界大戦後、日本は戦争犯罪に関する裁きをうけることになり、極東国際軍事裁判(東京裁判)が開かれます。
この裁判は、アメリカ、オーストラリア、イギリス、ソビエト連邦、フランス、中華民国、オランダ、カナダ、ニュージーランド、インド、フィリピンの判事が裁き、日本の指導者や軍人が戦争犯罪人として起訴されました。
罪状は「平和に対する罪」(A級戦犯)、戦争犯罪(B級戦犯)、および「人道に対する罪」(C級戦犯)に分類されました。
B級戦犯とC級戦犯の裁判は横浜で行われました。
一部の国は天皇も裁判にかけるべきだと主張しましたが、アメリカのマッカーサーはこれに反対し、天皇を戦犯にすることで日本の治安が悪化することを懸念しました。
2年半に及んだ裁判で、A級戦犯28人の内、1人は精神疾患により裁判が停止し、2人は裁判中に死亡します。
7人が死刑、16人が終身刑、残りが20年と7年の禁固刑判決を受けました。
“勝者の裁き”と呼ばれたこの裁判により、広島や長崎への原子爆弾投下など、アメリカの戦争犯罪は裁かれずに終わります。
死刑を宣告された者たちは火葬され、骨は太平洋に散骨されました。
東京裁判の4年後、日本はサンフランシスコ平和条約を締結し、A級戦犯は仮釈放されました。
ミジンコでも理解できるように
分かりやすく解説します。
【BGM】
甘茶の音楽工房さんの「青い空を見ていた」と「MoonSpring」という
BGMを使わせていただいています。
本編
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エンディング
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