フリッツ・ハーバーさんとカール・ボッシュさんが考えたハーバー・ボッシュ法では、空気中の窒素からアンモニアをゲットでき、そのアンモニアのおかげで農業生産量を爆発的に増やせたということらしいです。ただ、この方法でアンモニアをゲットするためにはエネルギーが必要です。もし脱炭素で人間が扱えるエネルギーの供給が減り、それによりエネルギーの価格が上がったら、アンモニアを抽出するのにもよりコストがかかるようになり、そのコストが食料価格を引き上げて貧しい人は生活できなくなり、これが戦争や革命などの暴力的な事態に発展する可能性があるんじゃないかとかという怖さあるかもしれないです。中国が大食い動画を禁止したり、世界の穀物を買いまくってるのはこのロジックをよく理解し、中国という国土が伝統的に持っている「内憂」を恐れてるからではないでしょうか。
引用元:
『人口論』
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