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【東京帝國大學】物理学科の難問!log1.5 の近似値は?【戦前入試問題】


最難関の数学 by 林俊介

48分54秒

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説明

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今回は,大正10年(1921年)の東大入試をピックアップ。
ちょうど100年前の入試問題ですね。
log 1.5 の値を小数第三位まで決定する問題です。

Taylor の定理や Taylor 展開については高校数学の範囲外なので,今回はそれらを所与のものとせずに計算をしていきます。
log (1 x) という関数を x の(無限に続く)多項式で表現すると言うのがポイントで,結果として Taylor 展開と似たようなことをやることになりますね。

ただ,log (1 x) だと収束が遅いので,後半でちょっと工夫をしています。
同じ値を求めようとしているのに,計算に用いる無限級数を変えるだけで収束スピードが大きく変わるのは非常に興味深いですね!
Taylor の定理については,別の動画またはシリーズとしてちゃんと扱う予定です。
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<Twitter: @884_96>
https://twitter.com/884_96
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【プロフィール】
林 俊介 (はやし しゅんすけ)
オンライン家庭教師を運営する会社の社長。
大学の講師もやっています。

2015年 筑波大学附属駒場高等学校 卒
2015年 東京大学理科一類 入学
2019年 東京大学理学部物理学科 卒

・2014年 日本物理オリンピック金賞
・2014年 東大実戦模試物理1位
・東大入試本番では数学で 9 割を獲得
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<目次>
00:00 大正10年 (1921年) の東大入試
00:17 注意点と方針
03:49 log (1 x) を積分で表現し分解
09:43 展開形の予想とその簡単な証明
15:38 展開式を用いた近似 (n=4)
22:20 n をどれくらい大きくすべきか
25:37 展開式を用いた近似 (n=8)
28:40 解法のまとめ
31:14 n = 8 は計算がかなり大変
32:10 収束を速めるにはどうするか
35:56 log((1 x)/(1-x)) の展開形の予想
40:52 n をどれくらい大きくすべきか
44:41 展開式を用いた近似 (n=2)
46:25 改良版の解法のまとめ
48:27 おわりに
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