2010年、ギリシャの財政危機が発覚し、ポルトガル、アイルランド、イタリア、スペインも同様に経済的な危機に陥りました。
これを「ユーロ危機」といいます。
EUはギリシャを支援し、特にドイツが多くの資金を拠出しました。
しかし、この支援に不満を持つ人々が「ドイツのための選択肢(AfD)」という政党を結成し、ユーロからの離脱を主張しました。
その後、2015年に「欧州難民危機」が発生し、ドイツのメルケル首相が移民や難民の受け入れを進めました。
すると、AfDは移民・難民の受け入れに反対する姿勢を強め、支持を拡大しました。
2017年の選挙では議席を獲得し、ドイツで3番目に大きな政党となりました。
コロナ禍では一時支持を減らしましたが、移民による事件の影響で再び支持が増え、最近の選挙では20.8%の票を得て第2党になりました。
AfDは「ドイツ第一主義」を掲げ、EUからの離脱やウクライナ支援の停止を主張しています。
しかし、一部のメンバーの過激な思想がナチスに似ていると指摘されており、ドイツの連邦憲法擁護庁(BfV)から監視対象とされています。
ミジンコでも理解できるように
分かりやすく解説します。
【BGM】
甘茶の音楽工房さんの「青い空を見ていた」と「MoonSpring」という
BGMを使わせていただいています。
本編
https://amachamusic.chagasi.com/music_aoisorawomiteita.html
エンディング
https://amachamusic.chagasi.com/music_moonspring.html