生物濃縮の練習問題の動画はこちら↓
• 高校生物基礎「生物濃縮☆練習問題☆」
生物濃縮
・・特定の物質が外部の環境や食物に含まれるよりも高い濃度で生物体内に蓄積する現象
・生物が分解や排出をしにくい物質を取り込んだ場合に起こる。
・栄養段階の上位の生物では高濃度で蓄積される。
・入り込んだ有害物質の濃度が低くても、栄養段階の上位の生物には深刻な影響を及ぼす。
例)DDT有機塩素化合物で1939年にミュラーによって殺虫効果が発見された→ノーベル賞を受賞
・DDTは脂溶性で脂肪に蓄積されやすい。そのため生物濃縮が進むと重大な影響を及ぼす。
・1962年レイチェル・カーソンの『沈黙の春』が出版され化学物質の危険性を訴えた。・日本やアメリカではDDTの使用が禁止された。
・DDTによりステロイドホルモンの代謝異常が起こり、血中カルシウムの低下によって卵殻薄化が起こる。
他に生物濃縮で問題となった物質
・水銀(水俣病の原因物質)
・カドミウム(イタイイタイ病の原因物質)・PCB(工業化学品)
・BHC(農薬・殺虫剤)