#20256 2017年地理B本試験[第6問問3]解説
(本問は解答を間違えています。正解は①です。以下の解説をお読み下さい)
[解法]難しいなぁ。写真が正直よくわからない。センター試験もカラー印刷にするべきだよね(笑)。ま、そんなグチを言っても始まらないので、じっくり解いてみよう。
本問のように矢印によって視線が表されている問題の場合は。まずその視線を明確にしてから解く。地形図を参照し、ア〜ウについて、矢印に沿って「正確に」直線を引いてみよう。これが「視線」となる。この位置から、この方向に向かってカメラを構えたということ。
さらに写真に注目。A〜Cの各写真の中央に縦線を引いて、写真の中央線を示す。これが視線となり、さきほどの矢印の延長線と重ねてみよう。最大のポイントは、視線の先、中央に何がみえるか、ということ。
ではそれぞれの写真から判定していこう。Aは広く平地が広がっており(畑や水田かは判定ができないが)、奥になだらかな丘陵がみられる。Bは小高い山がやや複雑な稜線を描き、手前には畑(盛り上がった土地にみえるので、水田ではないだろう)がみえる。奥にちょっと複雑な地形がみえるようなのだが、よくわからない。なお、電線がみられるが、これはヒントになるだろうか。「送電線」ならば地図記号で描かれるのでわかりやすいのだが、これは単なる電信柱と電線っていう感じ。Cが最も特徴的だろう。手前に低平な土地が広がり、奥の山々の稜線は、中央が低いカーブを描いている。これは明確に等高線で読み取れるはずだ。
では、目を地形図に移し、ア〜ウの判定を。アの矢印の先には水田が広がり、やがて河川を越えて、山にぶつかる。河川およびそれに沿って描かれている堤防(土手)はさほど高低差のある地形ではないので、写真には写っていないだろう。奥の山地については、地形図上の他の山々に比べ等高線間隔が疎らであるので、山というよりむしろ「丘陵」というべきものだろう。どうかな、これをAと判定するのは簡単じゃないかな。そう思ってみると、Aの山の麓に沿って、川が左右に流れているようにも見えるし。
さらにB。まず目の前に山があるんだわな、これって。そしてそこには畑がある。2006年の図がわかりにくかったら、地形は改変されていないようだし、1926年の図を参考にしてくれてもいい。ちょっと複雑な形の丘陵になっているのが読み取れたらいい、ただ、イで問題になるのは、矢印の先(視線)がそのまま海に入ってしまっているってことなのだ。写真を判定しても、中央が海になっているものはない。では、イの視線の延長上に何があるかっていうのを、図2の地勢図で調べてみるんだが、四角で囲んだYの範囲で、イの場所を見当をつけて確認すると、入江の外は果てしなく海が続くだけなんだよな。この矢印、間違ってないかなぁ。。。
仕方ないのでCを判定しよう。矢印の先には「田」がみられているが、この部分が低い地形になっているのはわかるだろう。左側(北側)は(おそらく60メートルの)等高線がみられ、高所が「広葉樹林」となっている。右側(南側)にも等高線がみられ、とくにここでは「土の崖」の記号に注目してほしい。「崖」とは名ばかりで、実際には「斜面」程度のものなのだが、それでも高低差のはっきりとした地形である。等高線から、短いケバケバ線(わかりにくい表現かな?「まつげ」みたいな感じの線のことなんだが、わかるかな)等高線からケバケバが伸びる方向に向かって土地が低くなっている(斜面になっている)。ウから見て、右手にやや高い地形が存在していることをイメージしよう。
ここまで来れば判定は難しくないだろう。左右が高く、中央が低いという稜線の形に注目して、ウがCとなる。Cの写真の中央に何か建物のようなものがあるのだが、これがちょっとよくわからない。まぁ、気にしなくていいのかな。正解は①。
ちなみに、そうなるとBがイということになる。Bの写真をよく見ると、手前がやや盛り上がった地形で畑になっているのだろうが、その奥が低くなっており、そしてさらに奥が山となっている。イの矢印ってちょっと角度がズレてないかい?矢印の起点はそのままとして、時計回りに30度ぐらい回転させたぐらいがちょうどいいような。矢印の先が「浦」って漢字の方を向く感じ。少なくとも、海を方を向いて写真を撮影してはいないよね。
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