月明かりの差し込む"宵の部屋"で一人で静かに勉強をする。部屋の外からは、秋の心地よい音が月明かりと共に差し込む。心地よいリズムで刻まれるペンの音や、優しく撫でられる本のページの柔らかい音、時たまお茶を煎れる音が聞こえてくる。ソファで眠った猫を起こさないように。
日常を彩る様々な音が癒しへと導きます。
・概要欄をお読みになっていただけると幸いです。
・以前、このチャンネルでアップしていた動画の一部はサブチャンネルに移行しています。当チャンネルのホーム画面から引き続きご覧になれます。
Twitterアカウント(フォローしていただけますと幸いです。)
https://twitter.com/KoyamaSatsuki
「[古本屋 泉]の書庫」
雲竜谷日乃出神社門前町2-16にある古本屋。屋号は泉。店に置かれる本が泉の水の様に絶えることないようにという意味があるらしいが、実際にはここの店舗を創業した初代店主の名前が泉だったからのようだ。創業は昭和34年。([古本屋 泉]については「ひぐらしの鳴く街の古本屋。開店休業中の午後は読書の時間」という動画の概要欄にて)
昭和初期に建てられた二階建ての「古本屋 泉」の二階の角には、かつてこの書店を営んでいた老夫の部屋を改築した書庫がある。店頭では並んでいない数々の品が埃をかぶったまま放置されている。ついこないだまで開かずの部屋であったが、東京より越してきた孫娘の勉強部屋となったようで、椅子兼寝床として使われる白色のソファや、木目調のテーブルが、眠ったままの古本達の新しいルームメイトとなった。孫娘の他に老婆が住んでいるが、目が悪くなってしまったため一階を主な居住空間としているようで、二階はこの娘の城となっているようだ。電気は通っているものの、度々ブレーカーが落ちるため、夜にはランプ以外の明かりとりが欠かせない。あまり広いと言えるほどの部屋では無いが、窓から紅葉の並木道がきれいに一望できる。秋になると並木を掠めるように煌々とした月が上り、部屋は優しく照らし出される。ちょっと不便だけど、高層マンションに住んでいた時よりかはマシだと娘は話している。
----後日加筆予定あり-----
以上の文はこの動画を制作するにあたって考えられたコンセプトです。雲竜谷は、このチャンネルの制作する動画の共通の世界観となっています。