高校生物「大きな古時計の替え歌で覚える糖質(+消化酵素)」
11分7秒
説明
生物基礎&生物の動画一覧表はこちら→https://kembiology.blogspot.com/
最初に「単糖類」「二糖類」「多糖類」の種類を覚えていきます。
単糖類は、ブドウ糖、果糖、ガラクトース
二糖類は、麦芽糖、蔗糖(ショ糖と読みます)、乳糖
多糖類は、デンプン、デキストリン、グリコーゲン、セルロース、キチン
これだけ覚えれば十分だと思います。
(私の作った「大きなのっぽの古時計」の替え歌があるので今回の動画で紹介しました。
単糖のブドウ糖は別名グルコース。これはよく出てくるので覚えていると思います。果糖はフルクトースと言います。フルーツと同じ語源からきているので、フルクトース→フルーツ→果物→果糖と覚えられると思います!
ガラクトースの「ガラクト」は「乳の」という意味です。(あとの乳糖につながってきます)
麦芽糖、蔗糖、乳糖はいずれも二つの糖がくっついた二糖類です。どの糖とどの糖がくっついているのかと言うと、1つはどの二糖類でもブドウ糖(グルコース)で、もう1つが、麦芽糖→もう1つもブドウ糖(グルコース)、蔗糖→もう1つは果糖(フルクトース)、乳糖→もう1つはガラクトースになっています。
だからさきほどの単糖類を覚える時のブドウ糖、果糖、ガラクトースの順番も大切になってきます。
麦芽糖の麦芽はmaltと言います。ビールでモルツって聞いたことがないですかね?あれと同じです。だから麦芽糖の別名はマルトースなんですね。蔗糖の「蔗」はサトウキビという意味です。サトウキビはsarkaraと言うのでサッカロースと言ったり、スクロースと言ったりします。英語のシュガーもこのサトウキビが語源になっているので、シュガーとスクロースも少し似ていると思いませんか?乳糖の別名はラクトースです。lactoというのは乳という意味なんです。だからコンビニアイスなどで「ラクトアイス」ってかいてあるのを見たことがないですか?そしてさっきのガラクトースも同じ理由ですね!
消化酵素を覚える時は、「分解するものの名前から名付けられている」と考えればわかりやすいと思います!
例えばデンプンを分解する場合であれば、デンプンにも直鎖上につながったアミロースと分岐しているアミロペクチンの2種類があるんですね。このデンプン(アミロースやアミロペクチン)を分解するから「アミラーゼ」という名前がついています。そしてデンプンはグルコースばかり結合した多糖類なので、もちろん分解するとグルコースが2個つながった麦芽糖(マルトース)になりますよね?ではこれを分解する酵素は??そうマルターゼです。
デンプン(アミロース、アミロペクチン)→→(アミラーゼによって)→→マルトース
マルトース→→(マルターゼによって)→→グルコース
では次、蔗糖(スクロース)や乳糖(ラクトース)の分解はどうなりますか?
スクロース→→(スクラーゼによって)→→グルコースとフルクトース
ラクトース→→(ラクターゼによって)→→グルコースとガラクトース
どうですか?さきほどの単糖類、二糖類を覚えていれば余裕ですよね?
タンパク質の場合は
タンパク質→→(ペプシンによって)→→ポリペプチド(ペプトン)
ポリペプチド(ペプトン)→→(トリプシンによって)→→ペプチド
ペプチド→→(ペプチダーゼによって)→→アミノ酸
ちなみにペプシコーラはペプシンが含まれていることからその名がついています。そうペプシコーラって実はもともと胃腸薬、医療用として作られたものなんですね。
また生物のセントラルドグマの中で塩基が3つくっついてアミノ酸ができ、そのアミノ酸が多数結合してタンパク質ができあがるとか、アミノ酸はペプチド結合によってポリペプチドになっていくとか習っているのでイメージしやすいと思います。
脂肪の場合は以下の通りですね。
脂肪→→(胆汁によって分解しやすくする:乳化)→→(リパーゼによって)→→脂肪酸・モノグリセリド
リパーゼのリパは脂肪という意味です。
最初に「単糖類」「二糖類」「多糖類」の種類を覚えていきます。
単糖類は、ブドウ糖、果糖、ガラクトース
二糖類は、麦芽糖、蔗糖(ショ糖と読みます)、乳糖
多糖類は、デンプン、デキストリン、グリコーゲン、セルロース、キチン
これだけ覚えれば十分だと思います。
(私の作った「大きなのっぽの古時計」の替え歌があるので今回の動画で紹介しました。
単糖のブドウ糖は別名グルコース。これはよく出てくるので覚えていると思います。果糖はフルクトースと言います。フルーツと同じ語源からきているので、フルクトース→フルーツ→果物→果糖と覚えられると思います!
ガラクトースの「ガラクト」は「乳の」という意味です。(あとの乳糖につながってきます)
麦芽糖、蔗糖、乳糖はいずれも二つの糖がくっついた二糖類です。どの糖とどの糖がくっついているのかと言うと、1つはどの二糖類でもブドウ糖(グルコース)で、もう1つが、麦芽糖→もう1つもブドウ糖(グルコース)、蔗糖→もう1つは果糖(フルクトース)、乳糖→もう1つはガラクトースになっています。
だからさきほどの単糖類を覚える時のブドウ糖、果糖、ガラクトースの順番も大切になってきます。
麦芽糖の麦芽はmaltと言います。ビールでモルツって聞いたことがないですかね?あれと同じです。だから麦芽糖の別名はマルトースなんですね。蔗糖の「蔗」はサトウキビという意味です。サトウキビはsarkaraと言うのでサッカロースと言ったり、スクロースと言ったりします。英語のシュガーもこのサトウキビが語源になっているので、シュガーとスクロースも少し似ていると思いませんか?乳糖の別名はラクトースです。lactoというのは乳という意味なんです。だからコンビニアイスなどで「ラクトアイス」ってかいてあるのを見たことがないですか?そしてさっきのガラクトースも同じ理由ですね!
消化酵素を覚える時は、「分解するものの名前から名付けられている」と考えればわかりやすいと思います!
例えばデンプンを分解する場合であれば、デンプンにも直鎖上につながったアミロースと分岐しているアミロペクチンの2種類があるんですね。このデンプン(アミロースやアミロペクチン)を分解するから「アミラーゼ」という名前がついています。そしてデンプンはグルコースばかり結合した多糖類なので、もちろん分解するとグルコースが2個つながった麦芽糖(マルトース)になりますよね?ではこれを分解する酵素は??そうマルターゼです。
デンプン(アミロース、アミロペクチン)→→(アミラーゼによって)→→マルトース
マルトース→→(マルターゼによって)→→グルコース
では次、蔗糖(スクロース)や乳糖(ラクトース)の分解はどうなりますか?
スクロース→→(スクラーゼによって)→→グルコースとフルクトース
ラクトース→→(ラクターゼによって)→→グルコースとガラクトース
どうですか?さきほどの単糖類、二糖類を覚えていれば余裕ですよね?
タンパク質の場合は
タンパク質→→(ペプシンによって)→→ポリペプチド(ペプトン)
ポリペプチド(ペプトン)→→(トリプシンによって)→→ペプチド
ペプチド→→(ペプチダーゼによって)→→アミノ酸
ちなみにペプシコーラはペプシンが含まれていることからその名がついています。そうペプシコーラって実はもともと胃腸薬、医療用として作られたものなんですね。
また生物のセントラルドグマの中で塩基が3つくっついてアミノ酸ができ、そのアミノ酸が多数結合してタンパク質ができあがるとか、アミノ酸はペプチド結合によってポリペプチドになっていくとか習っているのでイメージしやすいと思います。
脂肪の場合は以下の通りですね。
脂肪→→(胆汁によって分解しやすくする:乳化)→→(リパーゼによって)→→脂肪酸・モノグリセリド
リパーゼのリパは脂肪という意味です。
タグ
# KEM先生
# 単糖類
# 二糖類
# 多糖類