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世界史暗記術!たったコレだけで効率アップ!


世界史
2023年2月22日

世界史暗記術!

今回は世界史の暗記方法に関する記事を書こうと思います。
現在高校3年生で入試直前の学生ではなく、高校1年生、高校2年生で世界史をコツコツ頑張りたい学生に特におすすめしたいです。世界史を共通テストでしか使わない学生と2次試験でも使う学生の両方に有益な内容となっているので、是非参考にしてください。

1問1答で問題ないか?

現在、どのような方法で暗記を行なっていますか?
おそらく多くの人が「1問1答」の単語帳等を用いているのではないかと思います。

まず最初に述べたいのは、「1問1答で覚えた知識は思い出しにくい」ということです。暗記ができた状態というのは、すなわちそれを思い出すことができるという状態のことですが、1問1答だけをやっているのではこの状態に至るまでの道のりを遠回りしていることになるのです。確かに、1問1答が手軽なのはわかります。世界史に苦手意識を抱いている人なら、なおさらこの1問1答に手を伸ばしてしまいがちです。

しかし、「急がば回れ」とはこのこと。
時間がある高校1年生、高校2年生のうちから少し工夫して、それをコツコツ積み重ねることで、世界史を得意科目にしてしまいましょう。暗記するだけで得意科目にできるなんて、ありがたい話じゃないですか!

世界史の暗記で意識すべきこと

歴史の流れ

まず、必ず意識しなければならないのは歴史の流れです。

単純に1問1答に取り組むだけだと、時代背景や因果関係などの流れを一切分からないまま、ひたすらに用語を覚えていくことになってしまいます。確かに、共通テストくらいであれば、歴史の流れがわかっていなくてもなんとか対応できるかもしれません。しかし、なんの関連性も見いだせないような用語をいつまで覚えていられるでしょうか

世界史の用語を暗記するときは、必ず「なぜその出来事が起こったのか」「その出来事の結果どのような変化があったのか」といった歴史の流れを意識しなければなりません。それを意識する中で用語を覚えていくことで、用語どうしの関連性が生まれ結果的に思い出しやすくなるのです。

階層構造

続いて意識してほしいのは、階層構造です。
なんやねんそれ、と思う方も多いでしょう。私は、実はこの階層構造の意識がかなり重要だと思っています。もしかすると無意識に階層構造を捉えつつ暗記を行なっている方もいるのではないかと思いますが、これを敢えて意識することでより暗記効率が上がるのは間違いないです。この言葉自体は大学の心理学の授業で知ったのですが、その際「自分が高校生の時にやっていたのはまさにコレだったのか」と納得したのをよく覚えています。

「階層構造を意識する」というのは、細かな歴史の流れどうしの位置関係を整理する手法の1つだと思ってください。既に述べた歴史の流れよりも、さらに大きな枠組みを意識していこうという話です。

階層構造というのは、簡単にいうと目次のようなものです。
細分化されたひとつひとつの歴史上の出来事を、自分にとってわかりやすいように、ひとつ大きな単位でまとめるという作業をします。

  • ヨーロッパ世界
    • 9世紀
      • モラヴィア王国が成立して...
      • リューリクがノヴゴロド国、キエフ公国を成立させ...
    • 10世紀
      • ポーランド人がポーランド王国を成立させ...
      • マジャール人がハンガリー王国を建国し...モラヴィア王国が滅亡した
    • 11世紀
  • イスラーム世界
    • 10世紀
      • 北アフリカのチュニジアにファーティマ朝が成立し...
      • イランイラク地域にブワイフ朝が成立し...
      • 中央アジアではトルコ系国家のカラハン朝が成立した
    • 11世紀
    • 12世紀
    • 13世紀


私はこのように階層を意識していました。
この場合だと3つの階層がありますね。1つ目がヨーロッパ世界、イスラーム世界、2つ目が世紀、3つ目が細かな出来事といった感じです。この時代のヨーロッパ、イスラームは、国家の移り変わりが多かったので、私はこのような階層構造で捉えて、各世紀ごとに地図を書いて整理していました。ここでは3つ目の階層で国ごとの話が出てきていますが、場合によっては国の方が上の階層(2つ目の階層が国、3つ目の階層が世紀)にくることもありました。
自分が頭の中で歴史を整理しやすいように、自分にあった階層構造を探してみてください。

自分で歴史をまとめよう

では、「歴史の流れ」と「階層構造」の両方を意識して勉強を進める最高の勉強方法こそが「自分でまとめる」ことなのです。
長くなってしまったので、まとめ方と、1問1答の上手な使い方はまた別の記事で書こうと思います!

この記事の著者

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フジ

地方公立高校から東京大学文科2類に現役合格。 現在経済学部在学中。公認会計士志望。 アプリokkeのマイページ「コメント•要望」から、 記事内容のリクエストをお待ちしております!