「トイレに行きます」 英語でなんて言う?

はじめに
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本編
英語で未来形といえば何を使いますか? おそらく「will」か「going to」を使うと思います。
みなさんはこの2つの使い分けを本当に理解していますか。
ほとんどのネット上の解説や参考書では、
will → たった今決定した未来
be going to → 前々から決まっている未来(予定)
という風に表記されています。
例文として
① I am going to visit him at 10 tomorrow morning. (私は明日の朝10時に彼を訪ねる予定です)
② This room is warm. I will turn on the AC. (この部屋は暑いね。エアコンをつけようか)
①は前々から決めていた予定、②は部屋に入って初めて感じたこと、つまりたった今決定した未来を表現しています。
では下記の2つの表現の違いをきちんと判断できていますか。
① I will join the party.
② I’m going to join the party.
①はその場でパーティーに参加することを決めたことになります。
対して②は以前よりパーティーに参加することを決めていたということになります。
ここまでは学校で学習したことがあった人も多いと思いますし、自分もそのように解釈していました。
では「トイレに行きます」と言うときはどのように表現しますか?
トイレに行くことは前々から「何時に行きます」と決めているわけではないので上記の解釈に習うと
・I will go to the bathroom.
になるはずですよね??
しかし海外のドラマなどを見てみると
基本的に「be going to」が使われていました。しかも一回だけではありません。
これでは
will → たった今決定した未来
be going to → 前々から決まっている未来(予定)の解釈が完全に崩れてしまいます。
本当の用法は何なのかを今から解説していきたいと思います。
まず、実は、、、、、、
「be going to」というのはどんなときも使える未来表現なのです。
「be going to」という言葉の「go」というところに着目してみれば「向かっている」というニュアンスが見えてくるはずです。
今トイレに行きたくなった時も、ずっと前からトイレに行きたかった時も、トイレの方向へと自分の心が向かっているのは変わりないので「be going to」が使えるのです。
ではなぜ「will」は全く使われなかったのでしょうか。
「will」でも今決定した未来を表せるはずですよね。
これにもきちんとルールが存在します。
実は
will → 相手に向けたメッセージ
be going to → 自分自身の行動
を表します。
「トイレに行く」というのはあくまで自分の行動なので「be going to」が使えます。
一方で
・ I'll call you right back. (すぐにかけ直すね。)
という文章ではあくまで、相手に対するメーセージとして未来形を使っています。
ここが判別基準となります。
まとめ
今回は未来形「will」や「be going to」の本当の使い分けについて紹介しました。
will → 今決めた事柄を相手に約束するような時
be going to → 今決めたか、すでに決めていたか、関係なく自分一人で意志を宣言する
この分類が本来の使い分け方になります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。