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「トイレに行きます」 英語でなんて言う?


英語
2023年12月16日

はじめに

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本編

英語で未来形といえば何を使いますか? おそらく「will」か「going to」を使うと思います。

みなさんはこの2つの使い分けを本当に理解していますか。

ほとんどのネット上の解説や参考書では、

will たった今決定した未来
be going to前々から決まっている未来(予定) 

という風に表記されています。

例文として

① I am going to visit him at 10 tomorrow morning. (私は明日の朝10時に彼を訪ねる予定です)
② This room is warm. I will turn on the AC. この部屋は暑いね。エアコンをつけようか)

①は前々から決めていた予定、②は部屋に入って初めて感じたこと、つまりたった今決定した未来を表現しています。

では下記の2つの表現の違いをきちんと判断できていますか。

① I will join the party.
② I’m going to join the party.

①はその場でパーティーに参加することを決めたことになります。
対して②は以前よりパーティーに参加することを決めていたということになります。

ここまでは学校で学習したことがあった人も多いと思いますし、自分もそのように解釈していました。

では「トイレに行きます」と言うときはどのように表現しますか?

トイレに行くことは前々から「何時に行きます」と決めているわけではないので上記の解釈に習うと

I will go to the bathroom.

になるはずですよね??
しかし海外のドラマなどを見てみると
基本的に「be going to」が使われていました。しかも一回だけではありません。

これでは
will → たった今決定した未来 
be going to →  前々から決まっている未来(予定)の解釈が完全に崩れてしまいます。

本当の用法は何なのかを今から解説していきたいと思います。
まず、実は、、、、、、

「be going to」というのはどんなときも使える未来表現なのです。

「be going to」という言葉の「go」というところに着目してみれば「向かっている」というニュアンスが見えてくるはずです。

今トイレに行きたくなった時も、ずっと前からトイレに行きたかった時も、トイレの方向へと自分の心が向かっているのは変わりないので「be going to」が使えるのです。

ではなぜ「will」は全く使われなかったのでしょうか。

「will」でも今決定した未来を表せるはずですよね。
これにもきちんとルールが存在します。

実は

will → 相手に向けたメッセージ
be going to自分自身の行動

を表します。

「トイレに行く」というのはあくまで自分の行動なので「be going to」が使えます。

一方で

・ I'll call you right back.   (すぐにかけ直すね。)

という文章ではあくまで、相手に対するメーセージとして未来形を使っています。
ここが判別基準となります。

まとめ

今回は未来形「will」や「be going to」の本当の使い分けについて紹介しました。

will → 今決めた事柄を相手に約束するような時 

be going to → 今決めたか、すでに決めていたか、関係なく自分一人で意志を宣言する

この分類が本来の使い分け方になります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事の著者

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moon

TJAS(バンコク日本人学校中学部)⇒西大和学園高校(在籍中) 現在の寮での生活や中学時代の海外在住経験などを書いていけたらなと思っています!