端午の節句ってどんな行事?

みなさん、こんにちは!
今日は祝日ですが、何の日か知っていますか?
「こどもの日」そして「端午の節句」です。
以前、ひな祭りの記事に関する記事を書いたのですが(こちら)、ひな祭りって女の子のためのイベントというイメージがありますよね。それと対比してこどもの日は男の子のためのイベントだと思っている方も多いのではないでしょうか?
ですが、実は男の子のためだけの日ではないみたいです。
そこで、今回は端午の節句についてお話しようと思います。
こどもの日と端午の節句の違い
こどもの日と端午の節句は同じ日に定められているので、ごっちゃになっている人が多いですが、少し異なるイベントです。
こどもの日は国民の祝日で、男女関係なく子どもたちが健やかに育つことを願う日です。
端午の節句は伝統的な年中行事で、主に男の子の健康を願う行事です。(ちなみにこれの女の子板がひな祭り(桃の節句)です)
端午の節句の由来は?
端午の節句は日本発祥の文化ではなく、奈良時代に中国から伝わった風習です。春秋戦国時代に人望の厚い政治家がいたのですが、周囲の陰謀で国を追い出され川に身を投げて亡くなってしまった人がいます。
国民は彼の命日を祭りの日と定めたのです。これが中国での始まりです。
日本では江戸時代に徳川幕府が5月5日を端午の節句と定めたことで、式日になりました。
将軍の家では、男の子が生まれると馬印や幟でお祝いする風習がありました。この風習が庶民にも受け継がれ、鯉のぼりや五月人形、兜などを飾るようになったのです。
どうして◯◯を飾るの?
端午の節句では先ほど述べたように様々なものを飾りますよね。1つ1つに意味が込められているので、紹介します!
兜を飾る理由
平安時代から南北朝時代にかけて、武士たちは戦の前に無事を祈るため神社を訪れていました。
そして、戦から無事に戻ってこれたら感謝の気持ちを込めて、自らの鎧を奉納していたそうです。
これが、端午の節句で兜を飾るようになったきっかけの1つではないかと言われています。
五月人形を飾る理由
五月人形には「魔除け」の役割があります。そのため、「子どもたちを災難から守る」という願いが込められています。
ちなみに、五月人形の金太郎には「健康と優しい心」が、桃太郎には「勇気を持って成長してほしい」などの願いが込められているそうです。
鯉のぼりを飾る理由
鯉のぼりは将軍が立てていた幟を参考に始まった風習です。ですが、庶民は幟を持っていなかったため、紙で対応していたそうです。
また、デザインに鯉が選ばれた理由としては、鯉が竜門と呼ばれる滝を登り切ることができたら龍になることができる、という伝説に由来しています。
お祝いに何をするの?
端午の節句のお祝いには様々なことがあります。私の家には男の子がいないのですが、取り入れているものもあり、こどもの日の風習と混ざっているのかもしれません。
菖蒲湯
5月5日頃はちょうど菖蒲が咲き始めるころで、奈良時代や平安時代には厄除けのために菖蒲を軒先に飾っていました。
鎌倉時代に「菖蒲」が「尚武」と結びつき、武士たちが菖蒲の時期に菖蒲湯に浸かるようになったと言われています。
また、江戸時代には「菖蒲打ち」といった邪気を払う遊びも流行りました。菖蒲に触れることで、この先の厄を払ってくれると古来から信じられているんですね。
私は特に理由もわからず、ただ菖蒲という葉を浮かべる日なんだなぁと思って入っていました笑
柏餅やちまき
柏餅の材料である柏は、新芽が出るまで古い葉が落ちないため、「子孫が絶えない」などとして縁起ものとして広く知られています。そのため、「子孫繁栄」といった願いを込めて食べられます。
西日本ではちまきがよく食べられるのですが、端午の節句の起源である中国の政治家の故事が基になっているそうです。
始めは煉樹の葉でもち米を包んでいたのですが、やがて茅の葉が使われるようになり、「ちがやまき」を略して「ちまき」と呼ぶようになりました。
以上が、端午の節句の紹介です。5/5がどのような日か少しは分かりましたでしょうか?
最後まで読んでくださりありがとうございました!