【高校生必見】朝食の必要性
朝食を食べて集中力を高めよう
みなさんは毎朝しっかり朝食を取っていますか。
朝起きるのが出発ギリギリになってしまって、なかなか朝食を取ることができないといった方は非常に多いんじゃないでしょうか。
しかし、朝食と学力には関係があるんです。
朝食をしっかり取ることで集中力を高めて、勉強を頑張りましょう。
午前中のエネルギー不足問題
朝食を取ることは、身体に必要なエネルギーと栄養素を補給するためにも必要なことです。
前日の夕食以降長時間の空腹状態が続いており、朝、身体はエネルギー不足状態、血糖値が低下しています。血糖値が低下すると、脳に必要なエネルギーが不足するため、集中力、思考力や判断力などに悪影響を及ぼします。朝食を取ることで、この状態から脱却することができますが、取らなかった場合はこの状態のまま午前中を過ごすことになるので、午前中の勉強のパフォーマンスは良いとは言えないものになってしまうわけです。
朝食で摂るべき栄養は?
朝に何かを口にしていればOKという話ではありません。何を食べるかも意識するべきです。
パンやご飯の炭水化物、卵やヨーグルトに含まれるタンパク質、野菜やフルーツなどに含まれるビタミンB群。これらの栄養素をバランス良く摂取することで、脳に必要なエネルギーを効率的に供給することができます。
ビタミンB群は炭水化物やタンパク質をエネルギーに変える際に必要な栄養素となっているので、しっかりと摂取するようにしましょう。ビタミンB群に含まれるビタミンB1は炭水化物をエネルギーに変える酵素の働きを助けます。また、ビタミンB6は、タンパク質の代謝に関わっており、脳の神経伝達物質を作るために必要で、不足すると集中力が低下してしまいます。ビタミンB群が豊富に含まれる食品の例として、卵や納豆、豆腐、牛乳、ヨーグルトなどが挙げられます。
朝食抜きダイエットは逆効果
私は現在大学4年生で一人暮らしをしているのですが、朝食は毎朝取るようにしています(食べることが好きだから毎朝欠かさず食べている、という側面もあります)。しかし、周りの一人暮らしをしている友人らの話を聞いたところによると、朝食をきちんと食べるようにしている大学生は思いの他少なく、その理由は、「わざわざ作るのを手間だと感じている」や「朝起きるのが遅くて昼頃に朝食兼昼食の食事を取っている」といった感じ。
大学生と違って、高校生の方のほとんどは実家暮らしでしょう。つまり、朝食は基本的に親が作ってくれていて、時間がないとは言っても登校のために朝早く起きているわけですから、朝もう少し早く起きるよう意識するだけで、朝食を食べることができるはずなんです。それでも敢えて朝食を食べない理由があるとすれば、「朝食を抜いてダイエットをしたいから」くらいかと思います。
朝食を食べないダイエットは、一時的には体重を減らすことができるかもしれませんが、長期的に見ると健康に悪影響を与えてしまうので、やめた方がいいかと思います。朝食を食べないことにより代謝が遅くなり、脂肪の燃焼が遅れて逆に太りやすくなることがあります。また、朝食を食べないことが、身体のストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を増加させるため、ストレスや不安が増し、食欲の増加や食事制限の失敗につながることもあります。
むしろ、朝食をしっかり食べた上で消費カロリーを増やす(運動をする)という方向性でダイエットを行う方が、勉強面でもメリットは多いでしょう。運動と勉強の関係については過去の記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。