【ゲリラ豪雨】どうしたらいい?
その他
2025年7月26日
先日も首都圏を中心に発生し、近年、全国的に猛威を振るっている「ゲリラ豪雨」。
まずは先日のゲリラ豪雨で被害に遭われた方の一刻も早い回復と生活再建を祈っています。
ところで皆さん、「ゲリラ豪雨」ってそもそも何か、どんな仕組みで起こるのか知っていますか?
今回はそんなゲリラ豪雨の正体と、遭遇した際の適切な行動について紹介していきます。
ゲリラ豪雨とは?名前の由来と気象的な特徴
まず初めにゲリラ豪雨について説明をします。ゲリラ豪雨とは、天気予報でも予測が難しい、突然の激しい雨のことを指します。
ちなみに「ゲリラ」という言葉は軍事用語が由来で、「いきなり襲撃してくる戦法=ゲリラ戦」からきています。
また、気象庁などが発表する際には「局地的大雨」や「短時間強雨」などと呼ばれます。
ゲリラ豪雨特有の特徴として、
- 狭い範囲(半径数キロ〜10km程度)
- 短時間(10分〜1時間ほど)
- 猛烈な雨と雷を伴って一気に降る
このような特徴を持っているのがゲリラ豪雨と呼ばれる豪雨なのです。
ゲリラ豪雨のカギは入道雲?
ではゲリラ豪雨の主な原因は何でしょうか?
実は、ゲリラ豪雨の主な原因は「積乱雲(入道雲)」 なのです。
どうしてかと言うと…
- 夏場、地面が太陽で熱せられる
- 温められた空気が上昇し、上空の冷たい空気とぶつかる
- 上空で急激に冷やされた水蒸気が、巨大な積乱雲を形成
- 積乱雲の中で氷や雨粒がぶつかり合い、雷や強い雨を伴って降り注ぐ
これが、突発的なゲリラ豪雨を引き起こす主なメカニズムです。
ゲリラ豪雨に遭遇したらどうしたら良い?
もし、実際にゲリラ豪雨に遭遇したときはどうしたらいいのか、命を守るために大切な3つのポイントを紹介します。
①安全な場所に避難すること
- ビルの2階以上へ避難
- 地下街や低地には絶対に入らない!
- 冠水、川の氾濫、マンホールの浮上など、命に関わる危険が多数あります。
②前兆に気づくこと
- 空が急に暗くなる
- 黒い雲が近づいてくる
- 冷たい風が吹く
③スマホアプリを活用すること
- 雨雲レーダーアプリは必携!
- 特に「ウェザーニュース」は、30分前のゲリラ豪雨予測の精度が9割越えだと報道されていたので、試してみる価値があるかもしれません。
最後に:大切なのは「備え」と「気づき」
このようにゲリラ豪雨は突然起こり、甚大な被害をもたらします。
一見「ただの雨」に見えても、短時間で命に関わるような被害が出ることもあります。
今後も夏を中心に、ゲリラ豪雨に遭遇する機会はあるでしょう。
そのときには、この記事を思い出し、正しい行動をとり、自分と周りの安全を守りましょう!
最後まで読んでくれて、ありがとうございました。