失敗は成功のもと!?豚骨ラーメン編

皆さん、こんにちは。
今回からは「失敗は成功のもと!?」をテーマに、失敗から生まれた物を紹介していきます。
皆さん失敗というと、一見悪いイメージを持つかもしれません。
しかし、実は誰もが知っている有名なものの中にも、失敗から生まれたものがたくさんあります。
そして、失敗は間違いなく私たちの力となり、成功へとつながる糧になります。
今回は、その第1弾として豚骨ラーメンについて紹介します。
豚骨ラーメンとは?
まず、豚骨ラーメンについて簡単に説明します。
豚骨ラーメンとは、豚の骨などを長時間煮込んで作られる、豚骨白濁スープを使ったラーメンです。
全国各地にさまざまな豚骨ラーメンのスタイルがありますが、その代表例として博多ラーメンが挙げられます。
しかし、この豚骨ラーメン自体が失敗から生まれたものだったのです。
失敗から生まれた豚骨ラーメン
豚骨ラーメンの発祥は、戦後直後の福岡県久留米市にあったラーメン店だったと言われています。
この店は1937年に創業し、当初は豚骨を使った透き通った色のスープを使用した中華そばを提供していました。
しかし、ある日、店主が誤ってスープを長時間煮込みすぎてしまったのです!。
その結果、豚のコラーゲンや脂肪分が溶け出し、スープは白濁してしまいました。
当初、店主はこれを失敗作だと考えました。
しかし、試しにお客さんに提供してみると、意外にも「コクがあって美味しい」と大好評でした。
これが、現在の豚骨ラーメンの原型となりました。
博多ラーメンへの広がり
一般的に「博多ラーメン=豚骨ラーメン」と思われがちですが、実は博多ラーメンは最初から白濁としたスープではありませんでした。
博多ラーメンのルーツは、1940年ごろに博多にてラーメン店が提供していた、あっさりとした清湯スープだったと言われています。
しかし、久留米で誕生した白濁スープの豚骨ラーメンが広まり、やがて博多にも影響を与え、現在のような豚骨スープの博多ラーメンが定着していきました。
このように、1つの失敗が新たなスタイルを生み、それが日本全国に広まっていったのです。
(現在の博多ラーメン)
(福岡県福岡市にて著者が撮影)
まとめ:失敗は成功のもと
豚骨ラーメンの歴史を振り返ると一見、失敗と思われた出来事が、新しい価値を生み出すきっかけになったことがわかります。
もし、あの日店主がスープを煮込みすぎなければ、豚骨ラーメンは生まれなかったかもしれません。
そしてこれは、皆さんの日常生活や勉強にも当てはまります。失敗は誰にでもありますが、その失敗をどう捉えるかで結果は大きく変わります。
皆さんも失敗を恐れずに様々な事に挑戦してみてはいかがでしょうか?
次回の「失敗は成功のもと!?」では世界1売れた飲み物であるコカ・コーラについて紹介していきます。
実は、コカ・コーラもある失敗から生まれた物なのです。ぜひ、お楽しみに!
最後まで、ありがとうございました。