シャチが人間を襲わない衝撃的な理由とは?

(サムネイルは須磨シーワールドにて著者が撮影)
皆さん、こんにちは。
今回は、日常の中で誰もが1度は疑問に感じたことがある日常生活でのちょっとした疑問についてお話ししていきます。
皆さん、シャチにどのようなイメージを持っていますか?
「海のギャング」や「凶暴で危険な生物」のようなイメージを持っている方が多いのではないでしょうか?
一方で「水族館にいる可愛い生き物」のようなイメージの方もいるかもしれません。
シャチは「海のギャング」と呼ばれるほど、凶暴で強い海洋生物として知られています。
シロナガスクジラやアザラシまたジョーズで有名なあのホホジロザメなども捕食して生活しています。
その一方でシャチは日本も含め世界中の水族館で展示されています。
また一部の水族館ではイルカショーのように人間と共にシャチによるパフォーマンスも行われています。
日本では鴨川シーワールドや名古屋港水族館、須磨シーワールドなどでは人間と共にシャチショーが行われ多くの人々を魅了しています。
私もシャチショーを見たことがありますが最近ふと「なぜシャチが人間を襲わないの?」という疑問が浮かびました。
シャチが人間を襲うなら人間と共にシャチのパフォーマンスは行うことは出来ないはず…
それに実際、シャチが人間を襲ったというニュースはほとんどありません。
そこで、私はシャチが人間を襲わない理由について調べてみました。
(シャチ)
(須磨シーワールドにて著者が撮影)
シャチについて
シャチは主に北極海や南極海といった寒冷な海域に生息しており、日本では北海道の知床半島や三陸沖などで目撃できることが多いそうです。
また頻度は少ないですが小笠原諸島などでも目撃されています。
シャチが人間を襲わない理由
①高い知能
シャチは非常に知能が高く、社会的な生き物です。
シャチは通常ポッドと呼ばれる家族単位の群れで生活し、群れ内での協力や学習を重視しています。
捕食対象を選ぶ際には、親や群れの食習慣に強く影響を受けます。
親や群れが食べない物を食べることはほとんどありません。
その影響もあり同じシャチでも群れによって食べるものが大きく異なります。
またシャチはかなりの偏食でグルメな動物でもあります。
サメやクジラなどの大きな生物を捕まえたとしてもサメの肝臓やクジラの顎部分など一部しか食べないことも珍しくありません。
これにより、人間を捕食対象と認識する環境で育たなければ、人間を食べ物として捉えません。
②エネルギー効率を重視
シャチは捕食活動において効率を重視します。
つまり、少ない労力で多くのエネルギーを得られる食べ物を好みます。
例えば人間を襲っても、襲うために多くのエネルギーを消費する一方で得られるエネルギーが少ないです。そのため捕食対象として選ばないされています。
③報復の恐れを認知?
①の通りシャチの知能は非常に高いです。
そのため、人間を襲うと報復される恐れがあることを認知しているとされています。
実際人間を襲う人喰いザメは世界中で駆除されています。そのリスクも考えるとシャチが人間を襲うメリットが少ないと考えていても不思議ではありません。
シャチと人間の事故について
野生のシャチや飼育されているシャチが人間に噛み付いたりして怪我をさせたニュースを耳にしたことがあるかもしれません。
しかし、これらはシャチが捕食目的で襲ったわけではありません。
シャチは海洋生物の食物連鎖の頂点に君臨しており、ホホジロザメやシロナガスクジラなども捕食する強さです。
仮にシャチが捕食目的で人間に危害を加えたならば、怪我では済まずに跡形もなく食べられてしまします。
シャチは力が強いため、じゃれ合いのつもりで触れた際に人間が怪我をしてしまうケースが多いとされています。
(シャチと人間によるパフォーマンスの様子)
(須磨シーワールドにて著者が撮影)
まとめ
シャチが人間を襲わない理由は、偏食的な食習慣、高い知能、エネルギー効率を重視する捕食行動などが挙げられます。
またシャチは海のギャングという異名を持っていますが人間を捕食することは現状ほとんどありません。
しかし、シャチにとってはじゃれ合いでも人間とはパワーが違うので、思わぬ怪我をする危険があります。
その為、もし海などで野生のシャチを見かけた際にはくれぐれも近づかずに陸に素早く上がるようにしましょう。
最後までありがとうございました。