理系の院進率が高い理由と院進するメリット
こんにちは北の大学生です!
今回は理系の学生の大学院への進学率が高い理由と、院進するメリットについて書いていこうと思います。
理系志望の方はぜひこの記事を読んで進路について考えてみてほしいと思います。
学部別の大学院進学率
文部科学省の学士課程修了者の進学率の推移によると、平成30年度における各学部の大学院進学率は以下のようになっていました。
・人文学 4.4%
・社会科学 2.3%
・理学 42.3%
・工学 36.3%
・農学 24.1%
・保険 4.8%
・教育 5.6%
・全体 10.9%
理学部が1番院進率が高く工学部が2番目に高かったです。また、基本的に文系は院進率が低く、理系は院進率が高いことが読み取れました。
ちなみに、私が所属している北大工学部では、84%くらいの人が大学院に進みます。
偏差値の高い大学ほど院進率が高くなる傾向もあるようです。
なぜ理系は院進率が高い?
理系の院進率が高い理由のほとんどは、就職が有利になるためです。
基本的に、理系は大学院(修士まで)に進んだ方が就職が有利になります。理由としては、理系は卒業後に技術職や研究職など、学んだ知識を活かした専門的な職業に就くことが多く、大学院での学びや研究活動が必要になるためです。
専門的な知識を持った学生は企業側も重宝するので、就活における市場価値も上がります。
また、理系の院生の場合、学校推薦や研究室推薦で就職する人も多く、文系よりは比較的就活が楽です。
このように、就活におけるメリットから、大学院に進学する学生はかなり多いです。
また他の理由としては、
・学部卒より院卒の方が初任給が高いこと
・そもそも研究熱心な学生が多いこと
なども挙げられます。
院進するメリット
では次に院進するメリットについて書いていきます。
先ほど書いた就活が有利になる点ももちろんメリットですが、他にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
学割が使える
1つ目は学割が使えることです。代表的なところで言えばカラオケでしょうか。他にもテーマパークや飲食店でも学割が使えることも多いです。
やはり友達と遊ぶ際に学割があった方が節約できて便利なので、そこもメリットの1つと言えるでしょう。
まあ学割を使うために大学院に進学する人はいないと思いますが…(笑)
資料作成力が上がる
2つ目は資料作成力が上がることです。
理系の大学院生がやることと言えば、実験や研究でしょう。
実験をした場合、必ずレポート作成が待っています。
また、理系大学院生の場合、学会発表がある人がほとんどです。学会発表となるとたくさんの人が自分の発表を聞くので、分かりやすい資料作りが大切になってきます。
このようなレポート作成や論文作成、資料作成を繰り返していると、資料作成力も自然と身についてきます。
ここで身についた資料作成力は社会人になっても必ず活きるので、メリットの1つと言えるでしょう。
論理的思考力がつく
3つ目に論理的思考力がつきます。
実験してレポートを書く場合、実験の原理を完全に理解していなければ考察や課題に取り組むことは出来ません。「どこがどうなってどんな現象が起きているのか」を理解する力が自然と養われていきます。
また、研究を進めていくこと自体、仮説と実験の繰り返しなので、論理的思考力がつかないわけがありません。逆に論理的思考があまり出来ない理系大学院生がいたら、その人はそもそも卒業に苦労するでしょう。
論理的思考力も先ほどと同様に、社会人になっても必ず活きるはずです。
今回はここまでです!
理系の院進率が高い理由と院進するメリットについて書きましたが、いかがだったでしょうか。もし理学部や工学部に進学予定の方は、大学院まで進学する確率がかなり高くなるので、少し気持ちの準備をしておいた方がいいかもです。
それでは読んで頂きありがとうございました🙏