【理系】院進するべき人と、そうでない人
こんにちは北の大学生です!
今回は理系で大学院に進学するべき人、そうでない人の特徴について書いていこうと思います。この春から理系大学生の方や、理系大学を志望している受験生の方などに読んでもらえれば良いなと思います。
そもそも大学院というのは、各学部の上に置かれる教育機関で、学部を卒業した人が、さらに研究を深めるために進学します。
修士であれば基本的に2年、博士まで取りたい場合は追加で5年通います。(年数は、大学院やプログラムによっても変わるので、一例です)
するべき人
まずはどんな人が院進するべきなのかについて書いていこうと思います。個人的には、以下のような人は院進した方が良いのかなと思います。
・就活の選択肢を増やしたい人
・特にやりたいことがなく、安定を求めたい人
・研究が好きな人
まずは就活の選択肢を増やしたい人です。
理系の学部の代表として、今回は工学部を例に出して書いていきます。工学部では就活の際に、学部推薦、学科推薦、教授推薦などを使って就活を進めていけることが多いのですが、この推薦枠を使う際に学内で競争が発生する場合があります。
例えばA社への推薦枠は5人なのにも関わらず、同じ大学で10人がA社への推薦枠を使いたい場合は、5人は推薦枠を使えないということになります。
この競争の際、学部卒より院卒の方が優遇されがちです。より多く学び、研究しているので、専門知識があるという点が評価されるのです。また、研究を通じて、粘り強さ、計画性、人への説明能力といったスキルも身につくので、それが評価されるという面もあります。
また、企業の研究職などでは、そもそも修士以上じゃないと推薦枠を使えないという場合もあります。
以上のことから、就活での選択肢を増やしたい方は大学院に進んだ方が良いと考えられます。
次に、特にやりたいことがなく、安定を求めたい人です。
私はここに分類されると思います。仕事としてやりたいこともまだ特にないですし、年収が良くてホワイトな企業に就職出来たら良いなと思っているので。
これは先ほど書いた話と繋がりますが、特にやりたいことがないのなら、院進して推薦を使いながら大手企業に就職する、というのも選択肢だと思います。
とりあえず修士まで進んでおけば、よほどの問題がない限りは大手企業に就職できる印象です。
最後に研究が好きな人です。
早い学科では3年の後期から研究室に配属されて研究することになりますが、遅い学科だと4年の4月から研究室が始まる場合もあります。
私の学科は特に遅く、4年の4月に研究室に配属されますが、本格的に研究が始まるのは8月や9月頃くらいからです。
学部卒までのそんな短期間で、いったい何を研究できるというのでしょうか。研究に打ち込みたいなら、学部生活だけでは絶対に時間が足りません。
もし研究分野に興味を持ってもっと研究したくなったのなら、修士まで進んでしっかりプラス2年間研究するのが良いと思います。
しなくても良い人
次に院進しなくても良い人の特徴について、以下に書いていきます。
・学部で就活が終わってしまった人
・絶対に入りたい企業がある人
・研究に向いていないと感じた人
まずは学部で就活が終わってしまった人です。
私の周りでも工学部で3年の4月から就活を始めている人はちらほらいました。実験やレポート、設計、授業、バイトなどやることがたくさんある中、就活をしていてすごいなと思っていましたが、結局みんな納得できる企業に内定をもらえているようです。
このような場合はもちろん、大学院に進む必要は全くないですね。早く働くのが良いと思います。
また、絶対に入りたい企業がある場合は院進をそこまで主軸に考えなくても良いと思います。その企業に学部時代に1回挑戦してみて内定がもらえたらそれでいいですし、もしだめでも院進してもう1回挑戦するという手段があります。
就活を優先して、だめだったら仕方なく院進するという考え方ですね。こういう人は結構多いように思います。
最後に研究に向いていないと感じた人です。
学部4年時に研究活動に取り組むと思いますが、そこで研究に向いていないなと感じる方も少なくないと思います。
そのような場合は、大学院に行くと相当しんどいと思います。大学の学部と違って、大学院では基本的に一つのテーマを突き詰めて研究していきますし、教授などに研究の進捗も求められます。自分が病んでしまう前に、大人しく就職した方が良いでしょう。4年生の後期でも内定を獲得できる企業はありますし、教授のツテで紹介してもらえる企業もあるかもしれません。
今回はここまでです!
大学院に進学すると様々なメリットがありますが、研究で忙しい生活が待っている可能性があるのも事実です。自分なりによく考えて院進か学部就職か選びましょう。
それでは読んでいただきありがとうございました🙏