目が大きいほうが可愛く見える理由

みなさん、こんにちは!
みなさんはもっと目が大きく生まれたかったな、とかメイクや加工で目を大きく見せた経験はありませんか?
また、少女漫画のキャラって異様なほどに目が大きく描かれていたりしませんか?プリクラのデカ目加工もやばいですよね。
なぜ、目が大きい人を美人だと思う人が多いのでしょうか?
①華やかな印象になる
目が大きいと、それによって目元が華やかな印象になります。目元が華やかだとその人が全体的に華やかに見え、美人だという印象が持たれます。
②本能的にかわいいと感じる
赤ちゃんや動物を思い浮かべてみてください。かわいいと思いませんか?
人間から可愛がられがちな赤ちゃんや動物、よく見ると目がくりくりしていて大きい場合がおおいです。人間は直感的にそのような生物をかわいいと感じるそうです。
それと同じように大人の人間でもくりくりした大きな目の人をかわいいと感じ、本能的に守ってあげたいと感じます。
③顔の余白が減る
目が大きいと顔の余白が減りますよね。そのことによって、人間が美しい顔だと思うパーツの配置と言われている黄金比という比率に近づきます。
美人の目の歴史
江戸時代に日本で一番古い化粧書といわれている「都風俗化粧伝」という本が書かれました。
そこには、「目を細くする方法」という項目があります。昔は目が細いほうが美人だとされていたのです。昔の絵画に描かれている女性たちも目が細い人が多くないですか?
当時の化粧では白粉がメインで使われていました。そのため、白粉をまぶたの上に乗せて、目を細く、腫れぼったく見せていたそうです。
今のように目を大きく見せるようになったのは、明治・大正期です。
江戸時代までの化粧道具は白粉と紅でした。特に白粉を上手く使いこなせる人が美人だと言われていました。ですが、明治・大正期には、日本ではアイシャドウなどの黒い化粧品が使われるようになりました。新しく黒い化粧品が入ってくると、次はそれを使いこなせる人が美人だとされるようになります。それによって、目が大きい人が美人だといわれるようになったと考えられています。
黒い化粧品がいつ入っていたのか、明確な時期は分かりませんが、おそらく鹿鳴館など洋風の文化が入ってきた頃だと考えられており、資生堂によって日本で初めての国産のアイシャドウができたのが1923年頃だそうです。
私も目は大きければ大きいほどいいと考えるタイプの人間なので(もちろん限度はあると思いますが)普段からメイクではいかに目を大きく見せるかに命を賭けています。
ですが、昔の人は白粉でわざわざ目を小さく見せていたと知り、驚きました。ですが言われてみれば、昔から描かれている日本画の女性は目が細い人が多い気がします。
最後まで読んでくださりありがとうございました!