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「1日何時間勉強してましたか?」


その他
2024年9月1日

「1日何時間勉強してましたか?」

どうも、フジです。

「1日何時間勉強してましたか?」
「1日どのくらい勉強してましたか?」

こういった類の質問、おそらく誰しもが一度は口にしたことがあるでしょう。なんだか意味ありげな質問のように見えますが、私はこれ、受験勉強に係る質問の中で最も無意味な質問のひとつだなと思っています。

各人の能力や置かれた状況によって左右されるに決まっている

東大文IIに現役で合格した私は、高校2年生の時およそどのくらい勉強していたのか。同じく東大文IIに現役で合格した私の弟はどうだったのか。こんなものは、それぞれのポテンシャルやその時置かれていた状況によって異なってくるに決まっています。

私が「高校2年生の時は、学校の授業時間以外でだと、1日あたり6時間は勉強してました」と言えば、「つまり東大文II現役合格を目指す私は、高2の間は毎日6時間勉強してればOKなんだ」という理解になる…? そんなわけありませんよね。その人の立ち位置によっては、高2のうちから1日9時間、10時間の勉強をしなければならない可能性だって十分にあるわけです。

だから「1日何時間勉強してましたか?」などという質問はなんの参考にもなりゃしないんです。

勉強時間というものは、あくまでも、やることをやったその結果として定まるもの。順番を間違えてはいけません。志望校合格のためにはなにが必要なのかをじっくり考えて、そこから逆算、今自分がなにをすべきなのかを検討しましょう。

安心材料を求めているのでは?

ではなぜ人は「1日何時間勉強してましたか?」などという質問をするに至るのか。なぜなんの参考にもなりゃしないとわかっているのに「1日何時間勉強してましたか?」と問うてみたくなるのか。

これはズバリ「安心材料を求めているから」だと私は思います。無意識にか、目の前のタスクから目を背けたくなっているんですよ。やるべきことが多すぎて現実を直視できないから、一旦勉強時間の話をして安心したい、そのような魂胆が垣間見えます。

「東大文IIに現役合格したフジさんは、高2の時、1日6時間勉強していたらしい。私も今はそのくらい勉強してるし安心安心!」「高2の間は1日6時間勉強すればいいんだ、よし頑張ろう(6時間勉強することで安心したい)」みたいな感じでしょう。

他人の勉強時間が気になっている時点で、もうすでにあなたは逃げ腰になっちゃってるってことです。このマインド、絶対に良くないと私は思いますよ。

逃げてはダメです。

前節でも述べた通り、志望校合格のためにはなにが必要なのかをじっくり考えて、そこから逆算、今自分がなにをすべきなのかを検討しなくてはなりません。その結果、1日の勉強時間が膨大なものになるというのなら、それはもう死に物狂いで頑張るしかないですよ。高校3年生は特にね。

この記事を参考に、勉強との向き合い方を見直してみてください。

この記事の著者

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フジ

地方公立高校から東京大学文科2類に現役合格。 現在経済学部在学中。公認会計士志望。 アプリokkeのマイページ「コメント•要望」から、 記事内容のリクエストをお待ちしております!