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模試が不安?


体験記
2024年8月4日

模試が不安?

どうも、フジです。

受験生のみなさんは、ぼちぼち夏の模試があるころでしょうか。難関大を目指す方は、冠模試(大学別の模試)もあっている時期かと思います。いやあ、高3夏の模試って緊張しますよね。私にとってはもう5年前の話ですが、まだギリギリ覚えてます。私の高校では、京大志望の人たちもなぜか東大模試を受けさせられていて、私が仲良くしていた京大志望のOくんと一緒に数学の答え合わせをしながら帰宅したのはいい思い出です。

さて、「夏の冠模試に向けて勉強してきたのに、いざ目の前に迫ってくると急に不安になっちゃった」という声をいただきました。冠模試のような大きな試験を前にすると不安を感じてしまう人は少なくないようです。今回は、このような人へ向けて、模試に際して不安を感じる必要は全くないよということを伝えたいと思います。

ちなみに、「不安を感じる必要はない」の前提として、前回話したような「最大限の努力」があることは忘れないでください。頑張りきれていないなら、そりゃあ努力が不十分であるという現実を突きつけられるのが模試ですから、不安になるのも致し方ないです。模試を機に勉強のギアを一段上げるしかありません。

できなくても問題ない

「最大限の努力」をしているのであれば、模試なんてできなくたって問題ないんですよ。

点数が低かろうが、順位が悪かろうが、判定がE判定だろうが、何も気にすることはないわけです。だって、高3冬の入試本番に標準を合わせて自分のペースで走り続けてるわけでしょう? 途中、夏と秋の時点でどんな立ち位置だろうが、最後に合格点さえ取れれば万事オッケーだと思いませんか?

「合格する人は、高3の夏の段階でこのくらいの点数をとっている、このくらいの順位だ、このくらいの偏差値だ」的な話をする先生ってよくじゃないですか。私も「高3夏の東大模試でこのくらいの順位だったけど、ここから成績を伸ばして逆転合格した先輩はいるから、君も頑張れ」と声をかけられた記憶がありますよ。これを言われた時、私は「俺には俺のペース、俺には俺の伸び方があるんだよ」と思いましたね。

さらに言うと、模試でいい点が取れなかったのに本番でいい点が出るということは往々にしてある話です。それこそ過去の記事でも触れましたが、東大模試と東大入試本番の問題は、問われているスキルがズレていることが多いですしね(あとは採点の質も確実に違う)。私は「模試では点が取れなくても、ホンモノの東大入試なら点が取れる」と信じて疑うことはありませんでした。

どのようなモチベーションで東大模試を受けるのか

模試の点数や順位、偏差値や判定なんてどれもアテにならないと言いつつも、キッチリ夏と秋で3回ずつの東大模試を受けていた私は、いったいどのようなモチベーションで東大模試を受けていたのか。

1番は「自分が勉強し損ねている箇所を見つけたい」でした。

私は毎回「なるべく知らない内容の問題が出題されてくれ!」と思いながら会場に向かっていましたよ。模試でいい点を取りたいというよりは、模試で「自分が勉強し損ねている箇所を見つけたい」という気持ちが大きかったんですよね。簡単な問題が出題されてそれを順当に解けても、そこから得られるものは少ない。それに対して、解けない問題ばかりだったら大収穫じゃないですか。

古文単語や英単語、英熟語、世界史地理のアレコレ。「うわあ、これは覚えとかなきゃ」が多ければ多いほど嬉しかった記憶があります(得意だった数学に関しては、解けなかったら腹を立ててましたけど)。特に東大模試は、解説がめちゃくちゃ詳しいですからね。特に世界史と地理。「この単元は完璧だ!」と思っていても、意外と粗が見つかったりするんですよ。こういうのを全部覚えたら「また一歩東大に近づいてしまったな」という気持ちになれるわけです。

その他のモチベで言うと「東大の試験形式に慣れておきたい」というのもありました。

自分の時間を使って勉強をする際は、100分やら120分やら、時間を測って試験問題(過去問)をフルで解くなんてことは滅多にないわけですよ。教科ごとの勉強時間のバランスを考慮すると、どうしても大問ごとに区切って演習せざるを得ませんからね。仮にフルで解く時間があったとしても、本番さながらの密度で取り組むことは難しいです。となると、緊張感のある受験会場で、全神経を試験に注ぎ込める環境で、東大入試を模した試験を受けられるというのは、ものすごく貴重な機会ってことになります。

まあ、当然、いい点が取れたらめちゃくちゃ嬉しいので、いい点を取りたいとは思いますし、いい点を取るために頑張るんですけどね。

というわけで以上。

「いい点が取れないかも」という不安を抱くこともなければ、いい点が取れなくても気にしないってわけです。このようなスタンスで冠模試に臨むのが一番いいんじゃないかなと個人的には思います。

参考になれば幸いです。

この記事の著者

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フジ

地方公立高校から東京大学文科2類に現役合格。 現在経済学部在学中。公認会計士志望。 アプリokkeのマイページ「コメント•要望」から、 記事内容のリクエストをお待ちしております!