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【数学】点数を引かれにくい記述の仕方①


数学
2024年2月1日

こんにちは北の大学生です!

今回は数学の2次試験に関して、点数を引かれにくい記述の仕方についてです。
2次試験は共通テストと違って、答えが合っていても計算過程や記述にミスがあると、点数を引かれます。

ただ対策すればちゃんと点数は取れるようにはなるので、ぜひこの記事も参考にして記述対策してもらえたらなと思います。

体験談

私は現役時に北大に落ちたのですが、数学の点数が低すぎたために落ちました。

現役時の2次の数学はかなり簡単な年だったのですが、私は1つも完答することが出来ませんでした。

それでも部分点をもらうために計算をたくさん書いたり、分かっている所まではしっかり記述して提出したので、5割強~6割くらいあると思っていました。

ですが実際の結果は84/200点と、4割しか取れず、、
この時に自分の頭の悪さを実感すると同時に、記述の大事さも実感しました。

現役時は予備校や塾に通っておらず、正しい記述の仕方もわからないまま受験しましたが、浪人して予備校で授業を受けていると、自分の回答は穴だらけだったんだなと思いました。

そしてしっかり記述の仕方を学んだ結果、浪人時の2次は歴代最難レベルの年でしたが、2完して115/150点を取り、今は北海道大学に通えています。

もちろん浪人して学力が上がったのあると思いますが、記述力が上がったのも間違いなくあると思います。
この経験から、記述はとても大事だと思ったので、受験生の皆さんにはしっかり意識してもらいたいわけです。

では失点を防ぐための記述のコツをいくつか紹介します!

数字・計算過程だけ書かない

まずは、数字や計算過程だけ書かないことです。

計算過程はもちろん書いた方が良いですが(ミスにも気付きやすい)、その計算がなにを求めている計算なのか、なぜその計算をしているのかまで記述した方が、部分点も取りやすいでしょう。

採点官は受験生数百人~数千人分の採点をするわけですから、日本語での説明があった方が採点官も理解しやすいし、好印象です。

~より、~なので、など、計算の理由をしっかり書くようにしましょう。
また、「以上より」「したがって」などの接続詞もしっかり書いてあった方が、採点官には好印象ですし、自分の頭も整理されます。

角の範囲に注意

三角関数の中身のθの範囲など、角の範囲の書き忘れにも注意です。
特に置換した後に気を付けましょう。これらは、置換したときにセットで記述で書いておかないと忘れやすいです。

簡単な問題を例に出してみます。
例えば、sinθ=1/2を解くとします。

この時、θの範囲が決まっていなければ、θ=π/6+nπ、5π/6+nπ (nは整数) となりますが、θの範囲が0≤θ≤2πと決まっていれば、θ=π/6、5π/6となります。

このように、θの範囲が違うとそもそも答えも変わってくるので、失点します。
問題からθの範囲が定められる場合は、しっかり記述することで、ミスを防ぎましょう。

真数条件、底の条件をしっかり確認する

対数でよくやってしまいがちなのが、真数条件、底の条件を忘れてしまうことです。

logaMを考えた時、底の条件は「a≠1、a>0」、真数条件は「M>0」です。

例えば、よくあるのが、log(x-1)のように、真数が少し複雑な場合です。
このとき、真数条件はx-1>0より、x>1です。

これらも、書かずに忘れてしまうと、そもそも答えが変わってくることもあるので、忘れずに最初にしっかり記述するのを意識しましょう。


今回はここまでです!

数学の記述は気を付けるべきことが多いです。
だいたい解ければいいわけではなく、どうやって解いたか、というのを採点官にしっかりと理解させる必要があります。
上で紹介したように、自分の頭の整理や、条件漏れの防止にもなるので、ぜひ意識してみてください。

続きの記事も書いているので、良かったら見てみてください🙏

それでは読んでいただきありがとうございました🙏

この記事の著者

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北の大学生

地方自称進学校→河合塾で1年浪人→北海道大学総合理系→北海道大学工学部 受験期の過ごし方、大学生活などを受験生の参考になるように発信していきたいと思います。 質問やリクエストがあればXアカウントの方にコメントかDMお願いします!