【数学】点数を引かれにくい記述の仕方①
こんにちは北の大学生です!
今回は数学の2次試験に関して、点数を引かれにくい記述の仕方についてです。
2次試験は共通テストと違って、答えが合っていても計算過程や記述にミスがあると、点数を引かれます。
ただ対策すればちゃんと点数は取れるようにはなるので、ぜひこの記事も参考にして記述対策してもらえたらなと思います。
体験談
私は現役時に北大に落ちたのですが、数学の点数が低すぎたために落ちました。
現役時の2次の数学はかなり簡単な年だったのですが、私は1つも完答することが出来ませんでした。
それでも部分点をもらうために計算をたくさん書いたり、分かっている所まではしっかり記述して提出したので、5割強~6割くらいあると思っていました。
ですが実際の結果は84/200点と、4割しか取れず、、
この時に自分の頭の悪さを実感すると同時に、記述の大事さも実感しました。
現役時は予備校や塾に通っておらず、正しい記述の仕方もわからないまま受験しましたが、浪人して予備校で授業を受けていると、自分の回答は穴だらけだったんだなと思いました。
そしてしっかり記述の仕方を学んだ結果、浪人時の2次は歴代最難レベルの年でしたが、2完して115/150点を取り、今は北海道大学に通えています。
もちろん浪人して学力が上がったのあると思いますが、記述力が上がったのも間違いなくあると思います。
この経験から、記述はとても大事だと思ったので、受験生の皆さんにはしっかり意識してもらいたいわけです。
では失点を防ぐための記述のコツをいくつか紹介します!
数字・計算過程だけ書かない
まずは、数字や計算過程だけ書かないことです。
計算過程はもちろん書いた方が良いですが(ミスにも気付きやすい)、その計算がなにを求めている計算なのか、なぜその計算をしているのかまで記述した方が、部分点も取りやすいでしょう。
採点官は受験生数百人~数千人分の採点をするわけですから、日本語での説明があった方が採点官も理解しやすいし、好印象です。
~より、~なので、など、計算の理由をしっかり書くようにしましょう。
また、「以上より」「したがって」などの接続詞もしっかり書いてあった方が、採点官には好印象ですし、自分の頭も整理されます。
角の範囲に注意
三角関数の中身のθの範囲など、角の範囲の書き忘れにも注意です。
特に置換した後に気を付けましょう。これらは、置換したときにセットで記述で書いておかないと忘れやすいです。
簡単な問題を例に出してみます。
例えば、sinθ=1/2を解くとします。
この時、θの範囲が決まっていなければ、θ=π/6+nπ、5π/6+nπ (nは整数) となりますが、θの範囲が0≤θ≤2πと決まっていれば、θ=π/6、5π/6となります。
このように、θの範囲が違うとそもそも答えも変わってくるので、失点します。
問題からθの範囲が定められる場合は、しっかり記述することで、ミスを防ぎましょう。
真数条件、底の条件をしっかり確認する
対数でよくやってしまいがちなのが、真数条件、底の条件を忘れてしまうことです。
logaMを考えた時、底の条件は「a≠1、a>0」、真数条件は「M>0」です。
例えば、よくあるのが、log(x-1)のように、真数が少し複雑な場合です。
このとき、真数条件はx-1>0より、x>1です。
これらも、書かずに忘れてしまうと、そもそも答えが変わってくることもあるので、忘れずに最初にしっかり記述するのを意識しましょう。
今回はここまでです!
数学の記述は気を付けるべきことが多いです。
だいたい解ければいいわけではなく、どうやって解いたか、というのを採点官にしっかりと理解させる必要があります。
上で紹介したように、自分の頭の整理や、条件漏れの防止にもなるので、ぜひ意識してみてください。
続きの記事も書いているので、良かったら見てみてください🙏
それでは読んでいただきありがとうございました🙏