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【英単語】発音って難しい 〜理由編〜


英語
2024年5月21日

こんにちは、ミジカワです。

みなさん、英語学習は順調ですか?

受験生や学生にももちろんですが、この現代社会においては、もはや誰にとっても「英語」が必須スキルになってきていますよね。
筆者も日々英語の勉強を頑張っています。

しかし、英語を勉強する上で、いつまで経っても苦手意識が抜けない分野があります。

それは……「発音」です!

文法や単語の暗記ももちろん大変なのですが、何よりも、リスニング問題やスピーキング問題で直面するこの「発音わからない問題」に非常に悩まされています。

英語の試験ではスピーキング能力が問われることも多いですし、正しい発音が理解できていなければ、スピーキングだけでなくリスニング問題もうまく解くことができません。

しかし、文字上では理解できたと思っても、実際にネイティブスピーカーの話し声を聞くとさっぱり聞き取れなかったり、ましてや自分で喋ってみることなど到底できそうになかったり……。

一体なぜ、英語の発音はこんなに難しく感じてしまうのでしょうか。
今回は、その理由を考えていきます。

英語の発音はなぜ難しいのか

まずひとつの理由として、リスニングやスピーキングは、リーディング・ライティングなどの分野と比べて演習できるタイミングが少ないという点があります。
特にスピーキングに関しては、公共の場(自習室など)では練習ができませんので、かなり機会が限られてきてしまいます。

それに加えて英語には、「th」の発音や「r」と「l」の発音の違いなど、日本語話者には馴染みのない概念が多くあります。
日本語には母音が「あいうえお」の5つしかないのに対し、英語の母音はなんと20種類を超えるんだそうです!

このように、演習機会が少ない上に難しい要素が多いというのが、筆者が発音に苦手意識がある大きな理由です。

表記と実際の発音とのギャップ

そしてなんといっても英語には、「表記から発音が予測しづらい!」という難しさがあります。

例えば「knife」という単語を、はじめの「k」を無視して「ナイフ」と読んだり。
「Wednesday」は、「ウェドネスデイ」かと思いきや「ウェンズデイ」だったり……。と、英語にはしばしば、文字から予測した発音と実際の発音とがかけ離れているケースがあるのです!

ちなみに、この「発音しないアルファベット」は正式には「黙字」と名前がついており、黙字が存在する理由は単語により様々。
「Wednesday」などの場合は、発音が時代とともに移り変わるのに対して、表記は古くから変わっていないため、表記と発音にずれが生じている、というわけなんだそうです。

また、アルファベットひとつに複数の発音があることも複雑さの一因であると思います。
例えば「U」であれば、「up」という単語の時は「アップ」の「ア」ですが、「use」であれば「ユーズ」の「ユ」という音になります。(発音をカタカナ表記にしているので、正確さに欠ける点はご了承ください)

そして、さらにややこしさを増すのが「同形異音語」!
これは文字通り「表記(形)が同じであるが、発音は違う複数の単語」のことを指します。
例えば「読む」という意味の「read」は、原型、過去形、過去分詞系全て表記が同じですが、原型の場合は「リード」と発音するのに対し、過去形・過去分詞系の場合は「レッド」のように発音しますよね。

しかしそれに対して、日本語のひらがなカタカナは、基本的に「ひとつの文字にひとつの発音」という性質を持っています。(「音節文字」というそうです)

このように、英語と日本語との性質の違いも、英語の発音の難しさを引き起こしているのかもしれません。

余談

ちなみに、この「表記と発音とのギャップ」が体現されている「ghoti」という単語はご存知ですか?
この単語、「ゴーチ」のように読みたくなりますが……。なんと、「fish」と同じく「フィッシュ」と読むのです!

とはいえさすがにこの単語、正式な英単語ではありません。(テストなどで書かないようにご注意あれ)

lough(ラフ)の「gh(フ)」
Woman(ウィメン)の「o(イ)」
Nation(ネイション)の「ti(シュ)」
の部分の発音を組み合わせると、「fish」の発音と同じになってしまう……というジョークです。

さらになんと、「gh」「o」「t」「i」はそれぞれ「黙字」として使われている単語があることから、「ghoti」は「無音」として読めるという説もあるそうです!
ghoti、奥が深い!


最後に

英単語の発音にはいろいろとややこしい点があり、ちょっと面倒ですよね。

ですが前述の「同形異音語」に関しては、実は日本語の方が数が多いんだそうです。(日本=にほん/にっぽん 魚=さかな/うお etc.)
また、「雨/飴」などイントネーションで意味が変わる単語も日本語には数多くあることを考えると、ややこしいのはお互い様という気もしてきますね……。

ということで今回は、筆者が思う英語発音の難しさについて書かせていただきました。
この難しさにどうやって立ち向かえばいいんだ!? という具体的な話についても、また別の記事で書いていければと思います。

お読みいただきありがとうございました。それではまた次の記事で!

この記事の著者

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ミジカワ

漢字で書くと「短川」です。関東の学生。日々の勉強がちょっと楽しくなるような記事をがんばって書きます。