「筆記体」って覚えるべき?
こんにちは、ミジカワです。
突然ですが皆さん、筆記体を書きたい……と思ったこと、ありませんか?
筆者はあります!
サラサラっと筆記体が書けるのって、カッコよくてなんだか憧れますよね。
今回は、そんな「筆記体」についての記事です。
筆記体って何?
そもそも筆記体とは、芸能人のサインなどによく用いられているような、文字と文字を続けて書く書体です。
まだ文字を伝える手段が手記しか無かった時代に、より効率的に文章を書くために作られた書体と言われています。
英語学習などで使うことが多いのは上の「ブロック体」ですが、街中やSNSなどでも筆記体を目にする機会は多くあります。
筆記体にはオシャレな雰囲気があるので、お菓子のパッケージや服のデザインなどにも多く用いられています。英語の教科書に筆記体の表が載っているのを見たことがある人もいるかもしれません。
しかし、見慣れてはいるけれど、書くとなるとなかなか難しい……という方も多いのではないでしょうか?
どうやら昔は中学校で筆記体の書き方の指導が必須となっていたらしいのですが、2000年代の指導要領変更で必須ではなくなったことを契機に、筆記体の授業はどんどん減少しているんだそうです。
つまり多くの中高校生や大学生にとっては、生まれるより前から筆記体の授業が必須科目から外されていたというわけです!
こういった理由もあり、書くとなるとあまり馴染みがない「筆記体」。
今回はそんな「筆記体」について、覚えるメリットや効率的な覚え方などをご紹介していきます!
筆記体が使われる場面
日本の学校教育においては登場頻度が下がりつつある筆記体ですが、英語圏では筆記体を使う機会が多いのではないか……。と、筆者は思っていたのですが、実は英語圏においても同じく、衰退傾向が見られるようなのです。
前述の通り、筆記体は手記が主流の時代に生まれたとされる書体であり、手でサラッと書くのに適したフォルムになっています。
しかしこれは裏を返すと、「手記以外の方法で筆記体を使うメリットはあまりない」ということでもあるのです!
SNSやチャットツールなど、テキストでのやりとりが圧倒的主流になっている今、手書きありきの筆記体という書き方は英語圏でも廃れていっているらしく、教育からも省かれているところが多いんだとか。
もちろん場所や国によって文化は異なるため、全ての地域で筆記体を使わないというわけではありません。とはいえ、もし「海外旅行に行きたい」「将来海外で生活したい」という場合でも、筆記体が絶対に必要!というわけではない、というのが現状のようです。
筆記体を覚えるメリット
英語圏でも使用頻度が少ないとすると、筆記体を覚えるメリットは少ないように感じます。
しかし、もちろん全くメリットが無いというわけでもありません!
というわけでここからは、筆記体を覚えるメリットについてご紹介していきます。
メモに最適
筆記体を書くことによる大きな利点は、「書くスピードが早い」という点です。
一筆書きのように繋げて書くことができるので、ペンを紙から離す間を作ることなくシームレスに筆記ができます。
そんな筆記体は、英語でメモを取りたいときに非常に便利なのです!
例えばリスニング問題や英作文問題に取り組むとき(※注)、またはノートを取るときなど、英語でメモを取る場面は思いのほか多くあります。
そんなときに筆記体で素早くメモ書きができれば、限られた時間の中でもより多くの情報をメモに残すことが可能になります!
(※注:試験中にメモを取って良いかどうかのルールは試験によって異なるため、事前にきちんと確認しましょう)
英語学習をさらに効率化したい!と思っている人は、一度覚えてみる価値アリかもしれません。
おすすめの覚え方
とはいえ、学校でもあまり習わない筆記体をイチから覚えるとなると、とても時間がかかりそうですよね。
できるだけ時間をかけずに筆記体に親しめる、おすすめの方法をいくつかご紹介します。
①まずは見覚えのある字から!
全26文字の大文字・小文字を一気に覚えるのは大変なので、まずは覚えやすい字の学習から入るのがおすすめです!
例えば小文字の「a」「c」「e」などは、ブロック体と形がほぼ同じですし、「x」「y」「l」などは、既に数学の問題で見覚えがある方も多いと思います。
このように、馴染みのある文字から徐々に学んでいくことで、苦手意識なく覚えることができます!
最初のステップとして、自分の名前の筆記体を練習してみるのも楽しいですね。
②アプリや動画を活用
地道に書き写すのは時間がかかりすぎる……と思う場合には、筆記体学習用アプリや解説動画を活用するのがおすすめです。
スマホ一台で学習できるので、移動時間やちょっとしたスキマ時間にも、効率的に筆記体を覚えることができます!
最後に
今回は、「筆記体」についての色々を書かせていただきました!
ブロック体に比べると使用頻度は少ない筆記体ですが、例えば歴史的な資料(公的文書など)の多くは筆記体を用いて書かれています。筆記体が読めるようになるとそういった資料もさらに詳しく読み解くことができますから、歴史に興味がある方にもおすすめです!
それでは、お読みいただきありがとうございました。また次の記事で!