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学校の休み時間ってどう使うのが正解?


その他
2025年5月17日

学校の休み時間ってどう使うのが正解?

どうもフジです。
今回は「学校の休み時間の過ごし方」について。

「休み時間にも勉強するべきなのか?」
「どんな勉強なら短い時間でも意味があるのか?」
そんな疑問に対して、私自身の経験をもとに、答えを出していこうと思います。 

そもそも休憩時間に勉強するべきなのか?

勉強したほうがいい?
いや、まず授業を見直せ

まず最初に伝えたいのは、「休憩時間=勉強時間」と決めつける必要は全くない、ということです。

人間の集中力にはどうしたって限界があります。ずっと張り詰めた状態で勉強を続けるのが効率的だとは限らないし、むしろ“休むべき時に休む”ことの方が、長期的に見て学力を伸ばすためには重要だったりします。

だから、「休憩時間も使わないとヤバい!」と気負って無理やり詰め込むのではなく、「集中できそうならやってみよう」くらいの姿勢で構わないと思っています。実際、私は休憩時間を休憩時間だと認識していなかった時期もありましたが、それが良かったのかと聞かれれば、正直微妙です。

そしてここで一番強調したいのは、「休憩時間をどう使うか」を考えるよりも前に、授業時間をきちんと使えているかを見直すことのほうがよっぽど大事だということです。

授業って、1コマ50分。1日に5コマ受けるとしたら250分ですよね。一方で、10分休憩が4〜5回だとして、合計してもせいぜい40〜50分です。つまり、学校にいる間の時間のうち、勉強に使える時間の8割以上は授業なんです。

そんな中で、「よし、これからは休み時間も全部勉強に使うぞ!」と気合を入れても、肝心の授業中にぼーっとしていたら本末転倒です。授業を適当にやり過ごしておいて、わずか10分の休憩に力を注いでも、インパクトは小さいに決まっています。こんなものは、例えるなら、普段は全然勉強してないのに、学年集会のときだけ英単語帳を開いて「俺、やってます」感を出してる人となんら変わりはありません。

休憩時間は確かに“自由に使える時間”ではあるけれど、まずはその前に、自分が“縛られている時間”、つまり授業時間をどう過ごしているか、そこを真剣に見直してみましょう。それができてはじめて、休憩時間の過ごし方に意味が出てくるんです。

「頑張ってる感」で満足してない?

きちんと授業の時間を有効に活用できていて、休憩時間をも勉強に充てる資格がある人、「頑張ってる感」で満足しないように気をつけてくださいね。

休憩時間に英単語帳を開く、古文単語をパラパラ見る…そういった行動自体は素晴らしいと思います。でも、そのときに生まれる「頑張ってる感」が、勉強したつもりを生んでしまうことがあるのが少し怖いなあと思います。人間って、行動を起こしただけで満足してしまう生き物ですからね。

休憩時間に勉強した。
でも果たしてその内容は頭に残っていたのか?
今日はいったいどんな成果を得られたのか?
そう自問したときに答えられないなら、それは“やったふり”にすぎません。

この「頑張ってる感」に満足してしまうと、一番まずいのは、勉強の“質”を疑わなくなることです。
「なんか成績伸びないな…」と思ったときに、本当はやり方を変えるべきかもしれないのに、「いや、ちゃんと休憩時間にも勉強してるしな」と自分を納得させてしまう。
これでは、間違った努力を正しいものとして積み上げてしまうことになりかねません。

だからこそ、ここで一度しっかり立ち止まって考えてみましょう。この休憩時間の5分、10分をどう使えば、本当に価値ある時間になるのか…。次の節では、私自身の経験もふまえて、「休憩時間にやるなら何が効果的なのか?」を具体的にお話ししていきます。

10分休憩でできる勉強って?

さて、ここからは「じゃあ、実際に休み時間を勉強に使うなら、何をするのがいいのか?」という話です。

数学はやめとけ

10分休憩。実際に使えるのはその半分の5分くらい。その5分で、たとえば青チャートの問題を1問解いて解説を読んで、理解を深めて…ってできますか? 正直、無理ですよね。

私も過去に、付箋を貼った問題をサクサク解き直そうとした時期がありました。でも、授業の合間だと中途半端なところで終わってしまうことがほとんど。数学って、1問をじっくり解いて納得するのが一番大事なのに、それを細切れにするのは非効率です。

「途中で中断した方が記憶に残りやすい」なんて話もありますけど、数学に関してはその限りではないと私は思ってます。ちゃんと1セットで完結してナンボ。

正解は「暗記」

じゃあ何がいいのか?

そう、暗記系の勉強です。

英単語、古文単語、社会の一問一答…このあたりは、短時間×複数回の反復と相性が抜群です。

私自身、10分休憩はほぼ毎回英単語に使ってました。単語帳に付箋を貼って「今日の休憩時間ではsection1〜10の付箋がついてる単語を全部覚えるぞ」と目標を決めておく。
1回目でざっと1周目を通して、2回目3回目で思い出し、4回目で最終確認。1日に何度も繰り返せば、記憶の定着率が明らかに変わってきます。

ポイントは、「その日中に覚え切る部分」をあらかじめ決めておくこと。これだけで、たったの5分でも、意味のある勉強ができます。

昼休みはどう使う?

昼休みなら演習もあり

昼休みは10分休憩と違って、ある程度まとまった時間が取れるタイミング。30分前後の自由時間があるなら、暗記系だけでなく、演習系の科目にも手が出せます。数学でもなんでも、好きに頑張ればいいかと思います。

問題は「環境」ですね。

騒がしい教室では集中できないタイプの人は、図書館など、静かな場所を探しましょう。ちなみに私の学校では、職員室前に長机があって、そこで勉強してる人が結構多かったです。

私の昼休み勉強法

ちなみにちなみに私は、そういう場所にわざわざ移動するのがちょっと面倒だったのもあって、騒がしい教室でもできることを考えてました。

たとえば、友人たちと一緒に「数学の過去問を誰が一番早く解けるか勝負」ってのをやってました。これ、結構楽しくて、しかも集中もできる。競争って意外といいモチベーションになるんですよね。

あ、「友達と問題を出し合う」とかは効率悪いかなと思いますよ。ちゃんと自分の問題を自分で解く。そのうえで、周りと“張り合う”のがコツです。


というわけで今回は以上。

この記事の著者

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フジ

地方公立高校から東京大学文科2類に現役合格。 現在経済学部在学中。公認会計士志望。 アプリokkeのマイページ「コメント•要望」から、 記事内容のリクエストをお待ちしております!