共通テストの比重が小さいことのメリット
共通テストの比重が小さいことのメリット
どうも、フジです。
今回は「共通テストの比重が小さいことのメリット」について、東大入試を例に紹介していきます。
受験シーズンが近づくに伴い、まだ受験は他人事な高1や高2の方々も、多少は受験を意識するはずですよね。なので、もしこの記事を読んで、東大を受けてみようかなと思ってくれる人がいればいいなぁなんて思ったり。
滑ってもなんとかなる!
志望校の受験において「共通テストの点数がめちゃくちゃ圧縮される」というのは、非常に魅力的なポイントなんですよね。というのも「共通テストで滑ってもなんとかなる」からです。これのおかげで救われることになる受験生は多くいるのではないでしょうか。ちなみに、私はそれに救われた受験生のうちの1人です…(笑)
冒頭にも述べた通り、東大入試を例に説明していきます。
東大の二次試験は440点満点で、そこに110点満点に圧縮された共通テストの点数が加えられます。共通テストが900点満点ですから、ものすごい圧縮率です。
東大志望の人は、共通テストで800点は欲しいよね的なことが言われてはいるのですが、驚異的な圧縮率のおかげで、ぶっちゃけ足切りにさえかからなければ何点をとっても勝算があるんですよ。
私の共通テスト(当時はセンター試験)の点数は、合計で760点でした。800点オーバーを目指してての760点なので、自他共に認める大滑りです。しかし、800点と760点の差なんて、圧縮後は5点にも満たないレベル。数学の問題構成が20点満点の大問×4なので、周りの受験生が解けない大問を1つ完答するだけでお釣りが来ちゃうくらいの差なんです。
目標点を40点下回ってしまうというのは、志望校によっては変更を検討するような失態なわけですが、東大を受けるなら、ありがたいことにそれほどのダメージはないという。
共通テスト対策が軽くなる!
共通テストの点数の圧縮率がものすごいことの利点は、共通テストで多少滑ってもなんとかなる…のに加えて、共通テストの対策にあまり時間を割く必要がなくなるというのもありますね。
共通テストと二次試験は、多くの場合毛色が異なるものとなっているはずです。したがって、両方で高得点をマークしようと思ったら、共通テスト対策と二次試験対策を別々で行わなければならないことになります。共通テストの点数がほぼ圧縮されないような大学の場合、共通テストのための勉強にも時間を割かざるを得ない状況となってしまい、直前のシーズンに二次試験対策ができない期間が生まれてしまうなんてことも起こりうるでしょう。
しかし、東大を受験するのであれば、共通テスト対策をわざわざしないという選択肢も取ることができるのです。共通テストで東大を受験するのに必要な知識で取れる点だけ取っておけば、二次試験でひっくり返せる可能性が十分にあるからです。
私は760点でダダ滑りだったと述べましたが、対策は本番前の1週間しかしていないので、妥当な点数と言えば妥当な点数です。もしかすると言い訳なのかもしれませんが、戦略的に共通テストを捨てた…とも見ることができるでしょう。
共通テスト対策をしなくていいとなると、常に二次試験を意識した勉強を行うことができますから、勉強効率を高く維持できますね。東大以外にも、共通テストの圧縮率が高い大学も多くあると思うので、そういった点にも目を向けてみると良いと思います。