「他人と比べてしまう病」から脱却せよ
「他人と比べてしまう病」から脱却せよ
みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
メンタルヘルスの方は健康な状態を保てていますか?
現代人がメンタルを病む要因の1つとして「他人と比べてしまう」ということがあるでしょう。高校生も然りです。SNSを開けば、うまくいっている人の投稿が目に入り、それと自分を比較してしまって、落ち込む。ほら、模試の成績なんかがいい例でしょう。ご経験、あるんじゃないですか?
私は、今でこそそういったことはありませんが、大学1年生や2年生のころは、自分の目標に向かって頑張っている同年代の人たちをSNSで目にしては、気分を悪くしていました。
今回は、私がどうやって「他人と比べてしまう病」から脱却したのかを紹介したいと思います。
比較していいことなんて何一つない
他人と比べることが、自身のメンタルに少なからず影響を及ぼしている人に言いたいのは、それを止めれば格段に生きやすくなるよ、ということです。他人と自分を比較することのメリットなんて1つもありません。それをやめることのメリットならたくさんあります。
他人との比較をやめることで、まずは、自分自身を受け入れることができますね。
他人との比較に自己評価が依存してしまうと、自己肯定感が揺らぎやすくなりますが、他人との比較をやめることで内なる安定感を養うことができます。気持ちが安定していると、自分の取り組んでいることにしっかりと集中することができるという話です。
また、他人との比較をやめると、自分自身の個別性を尊重できるようにもなります。
他人と比較することは、自分の得意なことや興味のある分野に焦点を当てることができず、自分自身の成長や個性の発展を妨げてしまう危険性があるんです。自分がどんな人間なのかというのを、他人と同じ軸でしか考えることができなければ、自分の可能性は狭まってしまうでしょう。
さらにいうと、他人の個別生も素直に尊重できるようになるため、人間関係も円滑になるんじゃないかなと思います。高校生活を送る上では、人間関係のトラブルは避けたいものですよね。
どうすりゃ脱却できるのか
私は「他人と比べてしまう病」から脱却するために、まず、「他人は他人、自分は自分」と言い聞かせることをしました。
人によって持っている能力やポテンシャルは多種多様です。ですから、他人と同じ土俵にわざわざ立とうとしない。自分は自分の土俵の上で戦うんだという意識を持つことが大切です。
学生のうちから起業して頑張っている人、海外留学に行っている人、インターンで活躍している人...。昔は彼らが羨ましくてたまりませんでした。でも、「自分には自分の生き方がある」と心に言い聞かせるんです。「起業も留学もインターンもしていない自分...あぁダメダメだ」なんて思うのではなく、「じゃあ今の俺には何ができんの?」と考えるんです。
この点で言うと、高校生は難しいですよね。勉強と部活という2つの軸を社会から押し付けられている立場ですから、部活で輝いている人、勉強がとてもできる人が羨ましくなってしまうのも無理がありません。(そんな中で、この2軸から外れて自分のやりたいことを見つけ、努力できている人は本当にすごいと思います。)
じゃあ次にどうすればいいのか。
私は続いて、「自分の目標をはっきりさせる」ということをしました。
「公認会計士試験に合格すること」ですね。目標をきちんと設定することで、自分のやるべきことが見えてきます。目標に向かって頑張るということをするようになります。そうすれば、もう他人と自分を比較する余裕なんてなくなります。
目標は、なにも他人と同じである必要はないわけです。あなたが最大限努力して、達成できるかできないか...くらいの目標を考えてみてください。
客観的な難易度が高ければ高いほど、その目標はいい目標だ、客観的な難易度が高ければ高いほど、その目標が達成された時の凄さは大きい...と思っていると、掲げた目標をまた他人のそれと比較してしまうことになるかもしれません。高校生には、基本的に勉強と部活の2軸しかないですからね。簡単に比較ができてしまうわけです。いいですか、本当にすごいのは「自分が掲げた目標をきちんと達成できること」に他なりません。それを忘れないでください。
最後に「努力する」ということです。
高校生であれば「同じ大学を目指してるアイツはあんなにいい成績とってるのに、それに比べて自分は...」なんてことを思うことがあるかと思います。そう感じたことがある人には「努力してんのか?」と問いたいです。既に述べましたが、努力していたら他人と自分を比較して一喜一憂する余裕なんてなくなります。さらに言うと、他人と比べて自分の成績が劣っていたとしても、「大事なのは最終的に目標を達成できるかどうかだから」と思えば、何も気にならないはずなんですよ。結局、ここまでやっても比較して不安になってしまう人というのは、努力が足りないんだと思います。
明日からでも切り替えて、全力を出してみましょうよ。