高校生と大学生の違い part1
高校生と大学生の違い
どうも、フジです。
みなさんは、高校を卒業して大学生になると、自身や周りの環境がどのように変化するのか、考えてみたことはありますか?
私は「とにかく大学受験に合格しなければ話が始まらない」と思って、高校生の間、大学生になってからのことを想像したことは一度もありませんでしたが、いざ大学生になってみると、高校生とのギャップに、どうしていいのかわからなくなりかけたり。
大学生活ってこんな感じなんだというイメージを持っておくことに損はないんじゃないかなと思います。
人によっては、今がちょうど志望校選びの最中だったりするかもしれません。もしかすると若干参考になるかも…?
勉強面 : 自分で選択する力が問われる
個人的には、勉強面での違いに1番驚かされました。
まず、高校では時間割が学校側にほとんど決められており、選択の余地があるとしても、理科社会くらいでしょう。毎日1時間目から6時間目まで、決められたスケジュールをこなしていくわけです。
それに対して、大学では自分で時間割を決めていきます。
学部や学科ごとに、必ず受けなければならない「必修科目」はあるものの、それ以外は自由です。どの時間に授業を受けて、どの時間を自由時間にするのか、自ら決めることができてしまうんです。自分でどんな授業があるのかを調べて、「この授業を受けたいです!」と申請をしなければいけないのですが、膨大な選択肢の中から、自分好みのものを探して選ぶという経験をしたことがなかったので、これがまた難しいものでした(1年の半分で15種類の授業を受ける)。
また、授業も全然違います。
高校時代に勉強していた5教科(国数英理社)は、何をどう勉強すればいいのかがハッキリしていました。例えば、数学であればチャート式などの参考書を完璧にすればよかったり、英語であれば文法と単語を覚えて読解の練習をすればよかったり。どのようなことをすればゴールに辿り着けるのかが比較的わかりやすく示されていたのです。
それに対して大学の勉強は、何をどう勉強して、どこを目指せばいいのかがわかりにくいんです。
医学部などの国家資格取得をゴールとするような学部であればそんなこともないのかもしれませんが、少なくとも私の所属している経済学部は少なくともこれです。
先ほど述べた通り自分でいくつか授業を選んで受講し、それぞれの授業は学期を通して13回ほど行われます。この13回の授業で、担当教授の専門分野について浅く広く学んでいくイメージです。高校で言うところの外部講師の1回きりの授業みたいなものが13回分のボリュームで行われるような感じで、その13回を通して学んだ内容は、最後に行われる期末テストで点を取るために暗記してそこでおしまい。
高校では、青チャートをやり込めば受験数学は大成できましたし、英単語と英文法を覚えて演習を積めば受験英語だって完成させることができました。学校が道を示してくれていたわけです。でも、大学の勉強は13回の授業で浅く広く学び、期末テストのためにそれを暗記した「その先」への進み方は、自分で見つけていかなければなりません。主体的に学び取ろうとする姿勢がない人は、期末テストで点を取れるくらいの浅い知識を広く得るだけで、そこから先に進んで何かを極めたりすることはできないんです。
経済学部に進めば、卒業するころには嫌でも経済学のプロフェッショナルになれると思っていたんですが、そんな甘くないのが大学です。
高校にいた時には、卒業生の話を聞く会的な、大学生がやってきて話をしてくれるイベントがしばしばあって、そこでは皆口を揃えて「私は大学で〇〇学について学んでいます。」なんて言っていましたが、そのうちどれだけの人が、ちゃんと学問を学んでいたのだろうかと今になって思います。
次回へ続きます。