【緊急解説】米軍がイランの核施設を空爆!世界に与える影響と今後の展望
ここ数週間、中東のイスラエルとイランの間で軍事的緊張が高まっており、イスラエルとイラン双方による攻撃も発生していました。
そして米国時間6月21日午後(日本時間22日午前)、トランプ大統領は「アメリカ軍がイラン国内3カ所の核施設を空爆した」と発表したとBBCなどが報道をしました。
今回はなぜアメリカがイランの核施設を攻撃したのか?そして日本を含めた世界への影響について解説していきます。
なぜ米軍はイランを空爆したのか?
事の発端は6月13日〜15日頃にイスラエルがイラン国内の軍事施設に対して先制攻撃を行ったこととされています。
しかし、より長いスパンで歴史を見れば、イランは数多くのテロ行為及び支援を行ってきたテロ国家とも見ることができます。※アメリカ側の報道が真実だと仮定した場合。
例えば…
- 9.11同時多発テロへの関与
- ウクライナ戦争でのロシア側へ武器を提供
- ハマスへの支援(ガザ地区からイスラエルを攻撃したテロ組織)
などが挙げられます。
そのため、今回の空爆は単なる報復ではなく、「テロ国家が核兵器を使ったテロを行えないようにする」ことを目的とした、アメリカの戦略的対応と見ることもできます。
実際、今回使用されたのはアメリカ本土から発進した「B2爆撃機」。アメリカ軍のトップシークレットに当たるこのB2爆撃機を投入したことからも、アメリカ側の本気度がうかがえます。
第三次世界大戦の可能性は?
一部の報道やSNSでは「ついに第三次世界大戦が始まるのか?」という不安の声も出ています。
しかし、結論から言うと 今すぐに日本やアメリカが攻撃される可能性はほとんどありません。
理由は…
- 世界各国の指導者に「本気で世界大戦を起こしたい」と考える者はいない
- 相互破壊の原則により、核戦争は自滅を意味する
- イランの防空網はイスラエルの攻撃によってすでに大きく損傷している
- 仮に日本を攻撃すれば、アメリカのトランプ大統領は核攻撃を含め即時報復に出る
つまり、現時点で「世界規模の戦争勃発」「日米へのミサイル直撃」といった事態に発展することは、考えにくい状況となっています。
日本への影響は?
先ほども説明をした通り、今すぐに日本がミサイル等の攻撃を受けることはほぼありませんが、エネルギー価格への影響は避けられません。
具体的には
- ペルシャ湾が閉鎖された場合、石油の供給が不安定に
- ガソリン価格の高騰(第1次・第2次オイルショックと同様)
- 結果として、物価全体への影響
そこで石破総理は「エネルギーの安定供給に万全を期すように」と指示を出しており、同時にガソリン価格の対策を打ち出しています。
最後に
このように現在、中東では軍事的な緊張が高まっており、日本に住む私たちにとってもエネルギー価格など大いに関係のある出来事となっています。
また、中東での戦争はいつの時代も、世界中に影響を与えてきた存在です。だからこそ、「対岸の火事」だと思わず、情報を集めて欲しいなと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました!