迷ったら険しい道をゆけ
迷ったら険しい道をゆけ
どうも、フジです。
皆さんは、岐路に立った時、どういう基準で進む道を選択していますか? 「Aをするか、Bをするか」、あるいは「Aをするかしないか」って、どうやって選択していますか?
私の経験上、抵抗がある方の選択肢を選ぶべきなんじゃないかなっていうのがありまして。迷ったら「こっちの選択肢、キツそうで渋いな」っていう方を選んでみてはいかがですかっていう話をしようかなと思います。
社会が嫌いな文系
突然、体験談から。
私、文系なんですけど、文理を選択する高校1年生の秋口までずっと「自分は理系に進むもんだ」と思っていたんですよね。
中学受験時代からずっと社会に苦手意識があった一方で、数学は常に得意科目として私の受験を支えてくれていました。だから、冗談抜きで、理系一択だと思って生きてきてたんです。高1の夏休みには、東大の理学部のオープンキャンパスに足を運んだ程です。
私は高校入学当初から東大志望だったので、文理選択においても当然「東大合格のためになるか」というのが念頭にありました。高校の先生曰く「数学が得意だと、文系でめちゃくちゃ有利だぞ!理系で埋もれるより、文系で突出するべきだ!」とのことで、どうやら”とにかく東大に入りたい”なら、文系を選択する方が良さげな雰囲気。
でも、でもね。社会が本当に嫌いだったんです。それまでの受験人生、ずっと社会が足を引っ張り続けていて、高校生になってからの世界史の定期テストに関しても、ずっと平均点かそれ以外みたいな点数で。これまた先生曰く「社会は暗記するだけで得意科目にできるんだぞ?」とのことでしたが「確かにそうだけど、その暗記が大変なんだろ!」とか思いましたよね。
当時の私の状況を鑑みるに、文系選択のほうが東大に合格できる可能性は高いとのことでしたが、私個人としては「理系を選ぶほうが気持ち的には楽だし理系がいいよなあ、今までそういう感じで生きてきたしなあ」という部分がありました。
でも文系にしたんですよ。
中学校の時のオジサン先生が「迷ったら険しい道を選ぶべきなんだよ」と言っていたのを、ふと思い出したから。この一言を思い出したのがきっかけで「あ、こりゃ文系選ぶべきだ」となりましたね。ちなみに理由はこれだけです(厳密にいうと、当時気になっていたクラスの女の子が文系にするという噂を小耳に挟んだってのもあります)。
実際、世界史はめちゃくちゃ大変でした。社会を真面目に勉強するのは高校1年生の冬にして初でしたし、勉強法も模索しながらって感じでした。でも結果的に世界史は数学と並ぶくらいの武器になりましたし、おかげで東大に現役で合格することができました。
これってやっぱり、気持ち的に嫌だなあってほうの選択肢を選んだからこそ得られた結果だなと思うわけです。
日々の決断においても
なにも、文理選択みたいな大きな決断だけに限った話ではありません。日常的な些細な決断においても、迷ったら大変そうな選択肢を採ってみるのがいいんじゃないかなと思います。
例えば、「朝起きて家出るまでの時間で勉強するかどうか」とかね!「朝勉強するか迷うなあ。勉強時間、捻出しようと思ったら捻出できるけど、朝眠いしなあ…。まあやらなくていっか。」ではなく「朝勉強するか迷うなあ。朝眠いから渋いなあ…。あ!これは…!朝勉強すると決意すべきだ!頑張ろう!」って思えっちゅうことですな。
ぜひ実践あれ。
最後に保険だけかけておきますか。
もちろん”迷ったら険しい道を選ぶべき”かどうかは、場合によりけりだと思います。 ”険しくないほうの道を選ぶべき”なシチュエーションは残念ながら思いつきませんけど、まあ、場合によりけり。
マイルドに締めくくりますと、とどのつまり、気持ち的に渋い方の選択肢を「気持ち的に渋い」ってだけで切り捨てるなということです。ではまた。