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大学受験は地頭勝負?


体験記
2023年2月24日

大学受験は地頭勝負なのか

今回は、大学受験において地頭がどれだけ重要なのかというテーマで記事を書いていこうと思います。
私は中学受験と高校受験も経験しているので、それと比較しながら考えていきましょう。

地頭に最も左右されないのが大学受験

私は中学受験、高校受験、大学受験と、3回の受験を経験してきており、どれも塾に通ってしっかり勉強して臨んでいます。まずは、どういうレベルの学校に合格してきたかをお伝えします。

  • 中学受験
    • 広大附属福山
    • 広島学院
    • 広島修道
  • 高校受験
    • 鹿児島ラ・サール
    • 愛光
    • 早稲田学院
  • 大学受験
    • 東京大学文科2類


中学受験と高校受験は合格した学校の中でも有名どころをピックアップしています。ザッと見た感じ、徐々に合格校のレベルが上がってきているなというのは見て取れるかと思います。

中学受験は正直かなり地頭に左右される部分が大きかったと思います。それこそ、最難関と言われる灘中学校や開成中学校の問題も見たことがありますが、手も足も出なかった記憶があります。特に算数ですね。私の塾にも数名、そういった超難関校を受ける人はいましたが、自分とは住んでる世界が違うなぁ、努力では越えられない壁があるんだなぁと幼いながら感じていました。私は地頭がいいというわけではなかったので、「中国地方ではそこそこ」の学校が限界でした。

高校受験で合格できたのは上記の高校ですが、そのほかにも開成高校、西大和高校などを受験しています。西大和高校は確か合格最低点の4点下での不合格だったと思いますが、開成高校は箸にも棒にも掛からない感じでしたね。とはいえ、全国でも指折りの難関校に合格できているわけで、中学受験の時には雲の上の存在だった難関校に手が届きそうな自分に驚きました。自分にできる最大限の努力をして臨んだ高校受験でした。
ちなみに、中3の夏に受けた駿台模試では、ラ・サールがE判定だったはずです。中3の後半での努力で追い上げた形になります。

大学受験は東大単願でした。滑り止めも後期も出願していません。
高校受験で思ったより成果が出たのは、中高一貫の学生との競争がなかったからなのではないか、と当時は考えていました。大学受験は、中高一貫校のハイレベルな学生と競わなくてはならないので、高校受験よりも厳しいものになるのではないかと。
しかし、実際のところは合格最低点+20点で東京大学文科2類に合格
そんなに地頭がいいわけじゃない自分でも東大に行けるんだと思いました。

大学受験は何勝負?

私は、大学受験はどれだけ暗記を頑張れるかだと思っています。
要は、暗記の努力量勝負ですね。

大学受験は、最も暗記でどうにかなる受験なんです

まずは国語。古文と漢文は、文法と単語の暗記が非常に重要です。きちんと覚えることさえできていれば、それが得点につながります。続いて、英語。こちらも文法と単語の暗記ですね。よっぽど捻りを効かせた英文でない限り、文法と単語が分かれば英文は読めますし、英文が読めれば問題も解けます。数学は、解法の暗記です。チャートなどの問題集の解法を暗記してさえいれば、大体の問題が解けます。社会と理科(基礎科目)はどう考えても暗記です。

どうでしょうか。

数学は暗記じゃないだろ!って思いました?
いいえ、数学は暗記です。チャートの例題を見たときに解答の指針がサッとたてられるくらいに、解法を暗記してみてください(公式を暗記しているのは大前提です)。ひらめきが求められる問題なんて、大学受験ではあまり出題されていませんよ。
私は現在小学生相手に塾講師をしているので中学受験の問題に触れる機会がいまだにあるのですが、正直開成や灘、筑駒などの難関校の問題は全然わかりません。こんな問題を解けるような人たちと対等に渡り合えるのが大学受験なんだと思いました。

どの教科もそうです。「理解した」の段階で満足していませんか
暗記しようと思って暗記学習に取り組むのが大切です。
死ぬ気で暗記を頑張れば、地頭がいい人にだって勝てるのが大学受験です。

この記事の著者

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フジ

地方公立高校から東京大学文科2類に現役合格。現在経済学部在学中。公認会計士志望。