【東大生直伝】「やりたくないこと」をやるために
「やりたくないこと」をやるために
今回は、やりたくないことをやるためにはどうすればいいのかを考えていきます。
自分の志望校に合格したいという気持ちがある一方で、勉強がやりたいわけではないという気持ちもまたある。そんな悩みを抱えている方は少なくないんじゃないでしょうか。勉強はあくまで志望校合格のための手段でしかないと感じている場合、なかなか机に向かえないのも無理はありません。
私は、高校生の時は勉強することを楽しいと感じていたので、残念ながら「勉強やらなきゃなぁ...」というような気持ちになったことはほとんどありませんでした。ですが大学生になって、自分の興味のない授業も期末試験のために勉強しないといけないとなった時に、何とまぁやる気の出ないことか。やりたくないことを頑張ることの大変さに初めて気が付きました。
何にせよ、志望校に合格したいと思っている皆さんはやりたくない勉強もやらなくてはなりません。
そんな時に使えるテクニックを伝授します!
やりたくないことをやりたいことへ
既に述べたとおり、私が高校生の時に「勉強やらなきゃなぁ...」と感じたことがない理由は、勉強を楽しいと感じていたからです。勉強を楽しめるようになれば、それはつまり「勉強=やりたいこと」となるわけなので、話が早い。
やりたくないことをやりたいと感じるためにはどうすればいいのかを、インターネットで検索してみました。
すると、「目標を叶えた自分を想像してみて!」というのが出てきましたが、そんなのじゃあ本質的な部分は何も変わってないので意味がありません。結局、勉強自体は志望校合格のための手段のまま。「未来の自分を想像していたら何だか勉強のモチベーションが湧いてきた!」では、多少勉強を頑張れたとしても、限界があると思います。「勉強が楽しいから勉強をやりたい」が最強の状態なのは言うまでもありません。
即効性と勉強効率
では、勉強を楽しむにはどうすればいいのいでしょうか。
これもまた、ネットで検索してみました。
様々な手法が見受けられましたが、まずが多かったような気がしたのが「楽しいかも!」と思えるまでに時間がかかりそうなもの。「さて、勉強頑張ってみようか!」と思った矢先に「あぁ勉強おもんないししんどいなぁ...」なんて感じてしまっていては、長続きする訳もないんです。楽しいと思えるところまで到達できるかどうかすら怪しくなってきます。
もうひとつは、勉強をしながら勉強以外のことを楽しんじゃっているもの。「教科書をデコレーションする」「ノートを綺麗にまとめる」なんかがまさにその代表格です。確かにノートを綺麗にまとめたりするのは楽しいかもしれませんが、果たしてその勉強は効率的なのでしょうか。本質を見失いかねない勉強法は、真似しない方がいいんじゃないかと思います。
つまり、重い腰を上げて机に向かったその初日に、「なんか勉強ってええやん!」と思うことができてかつ、勉強効率を落とさない。これが条件です。
今日の勉強計画を立てる
「今日の勉強計画を立てる」というのが、前述の条件をクリアしたやり方だと私は思っています。地方の高校から東大文二に現役で合格した私も、ずっとこれを行なっていました。
勉強を始める前に、「今日、どういうスケジュールで、何をするのか」を考えるのです。
私は「18:00から19:00はこれ、19:00から20:00はこれ」といった感じで計画を立てていました。
まず、何をするのかを明確にすることで、勉強に取り掛かりやすくなります。
何をするのかがわからないと、手をつけづらくなってしまいますよね。散らかりすぎた部屋を片付けようとした時に、どこから整理していいかわからず、なかなか片付けを始められないといった経験をしたことはありませんか?それと同じです。
そして、時間を短いスパンで区切ってスケジューリングすることで、効率もかなり上がります。だらだら勉強を続けている状態というのをなくすことができるのは大きいです。自分の集中力と相談しながら、検討してみてください。
最後に、計画を立ててそれを完遂することで、達成感を味わうことができます。これが最も重要です。「今日の勉強計画」なので、その日のうちに達成感を味わうことができるわけです。即効性があります。この達成感は、あなたに勉強を継続させ、自然と楽しさと結びついていくでしょう。