カフェ勉のすゝめ
カフェ勉のすゝめ
みなさんは普段どこで勉強をしていますか?
学校の教室、家、塾の自習室...。さまざまな選択肢があると思いますが、今回は私から、「カフェで勉強をする」という選択肢を提案させていただこうかなと思っています。
カフェなんてうるさいだけじゃないか、集中できないに決まっていると思う方もいるでしょう。
ですが私は、高校3年生の1年間はほぼ毎日カフェで勉強しており、それで東京大学の文科2類に現役で合格できています。
もちろん合う合わないはあると思うので、必ずしもカフェが良い!とは言いません。勉強場所のひとつの選択肢として、カフェを持ってもらう、食わず嫌いをせずに試しにカフェで勉強してみようかなと思ってもらおうというのが今回の趣旨です。
受験勉強をカフェで行うメリット
他人の目があるのでやる気が出る
私がカフェで勉強するにあたって、最もメリットと感じていたのが「他人の目があること」でした。
カフェには常に他人の目があります。中学生、高校生、大学生、社会人...。さまざまな人が客としてカフェを利用します。そのため、1人で勉強をしているのだとだらけてしまうといった人も、集中して勉強を頑張れるでしょう。
鋭い方は、「他人の目だけなら、学校や塾でも同じじゃないのか?」と思ったのではないでしょうか。
学校や塾とカフェでは、明確な違いがあります。
それは、周りの人たちが何目的でそこにいるのか、です。
学校の教室や塾の自習室にも、もちろん他人の目はありますが、その周りの人たちは、自分と同様に勉強に励んでいる人たちです。彼らは勉強をするためにそこにいるわけです。つまり、その空間では勉強に励むことが当たり前になってしまっている。
それに対してカフェはどうでしょうか。コーヒーを飲みながらくつろぎたい人、友達とおしゃべりをしたい人、仕事をしたい人。皆異なった目的でカフェを利用しています。そこで受験勉強をすることは決して当たり前の行動ではないわけです。
「周りの人たちも皆頑張ってるから自分も頑張れる!」というタイプの人は、もしかしたら学校や塾の方が勉強場所としては合っているかもしれません。私は周りの人たちが皆頑張っている環境だと、ふと自分の集中が切れて周りを見渡した時に、何だか自分が情けないような気持ちになってしまうタイプだったので、学校や塾は向いていませんでした。
そんな私は、カフェで受験勉強をしている時、周りの人たちと比較することで、受験勉強を頑張っている自分はすごい!えらい!という気持ちになることができました(勉強以外のことをしている人たちが偉くないというわけではない)。主にスタバを利用していましたが、私が利用していた店舗の店員さんは、コーヒーを買うときにいつも「頑張っててすごいですね!」と鼓舞してくれたので、それもまたモチベーションを上げてくれていました。
お金を払った分頑張れる
カフェが学校や塾と異なる点として、お金を払って利用しているというのがあります。
学校や塾で勉強していると、ちょっと集中が切れたりやる気が下がってきた時に、すぐに家に帰るという選択肢が脳裏をよぎってしまいます。それに対して、カフェで勉強している場合はお金を払っているので、なるべくたくさん利用して得した気分になりたいなという心理が働きます。
家に帰ってしまうと、様々な誘惑に晒されてしまうわけですから、家に帰るという選択肢との葛藤が少ないというのは大きなメリットでしょう。
コーヒーで集中力アップ
私は普段1番安いドリップコーヒーを注文していましたが、カフェインの含まれているドリンクを飲みながら勉強すると、眠くならずに頑張れるというメリットがあります。
どこのカフェを利用するにしても、だいたいコーヒーが最安値だと思うので、払うお金が、店舗を利用するための料金とコーヒーで集中力を高めるための料金の2つの側面があるということになりますね。