100年に1回の異常気象が毎年発生?日本の未来はどうなるのか。

こんにちは、Harunaです!
今回は「100年に1回の異常気象が毎年発生?日本の未来はどうなるのか。」というタイトルでお届けします。
近年、地球温暖化が進み、異常気象が増えています。
気象庁と文部科学省は、今後の気候変動の影響を予測した報告書「日本の気候変動2025」を公表しました。
この報告書では、地球の気温が21世紀末までに約4度上昇した場合、日本の気候にどのような影響が出るのかというものです。
そこで今回は、「日本の気候変動2025」の内容とこれからの日本はどうなっていくのかについて解説していきます。
それでは早速、見ていきましょう!
これからの日本はどうなる⁈〜日本の気候変動2025より〜
もし地球の気温が4度上がったら?
世界が十分な温暖化対策を行わず、気温が21世紀末までに約4度上昇すると、日本の平均気温はさらに高くなります。
具体的には、日本の年間平均気温が約4.5度上昇する可能性があると予測されています。
また、工業化前には100年に1回程度しか起こらなかった「極端な高温」が、ほぼ毎年発生するようになるとされており、今のような猛暑が当たり前になって、夏の暑さがさらに厳しくなるかもしれません。
豪雨の頻度も増加
気温の上昇は、大雨の頻度にも影響を与えます。
現在、日本では100年に1回程度の頻度で発生するような豪雨がありますが、気温が4度上昇すると、それが100年に5.3回の頻度で発生するようになると予測されています。
なぜ大雨が増えるのかというと、気温が高くなると空気中に含まれる水蒸気の量が増えて、雨や雪が降る量が多くなるためです。
この影響で、洪水や土砂崩れのリスクも高まり、都市部を含む多くの地域で被害が拡大する可能性があるのです。
海の温暖化と生態系への影響
気候変動の影響は陸だけではなく、海にも影響を及ぼします。
日本近海の海水温は、すでにこの100年間で約1.33度上昇しており、世界平均の約2倍のスピードで温暖化が進んでいます。
もし気温が4.5度上昇すれば、日本近海の海水温はさらに3.45度上昇すると予測されていて、特に影響が大きいのは、日本海北部や三陸沖・釧路沖で、これらの地域では100年間で海水温が4度以上も上がる見込みです。
ちなみに、海水温が上昇するとこのような問題が発生します。
・サンゴや貝の生育が難しくなる(海の酸性化が進むため)
・海水中の酸素が減少し、魚の生息環境が悪化する
・漁業への影響が大きくなり、獲れる魚の種類が変わる
このように、日本の海も気候変動の影響を受け、漁業や海の生態系に大きな変化が起こる可能性があるのです。
温暖化による災害リスクの増加
気温の上昇により、極端な気象現象が頻繁に発生すると、生活や産業にも大きな影響を与えます。
報告書によると、このようなリスクが高まると警告されています。
・洪水や土砂災害の増加(大雨の頻度が上がるため)
・高潮や高波のリスク増大(海水温の上昇により、台風が強くなる可能性があるため)
・都市部の熱中症リスクの増加(高温が常態化するため)
特に、海沿いの都市や河川の近くでは、これらの影響がより深刻になると考えられているのです。
対策はあるのか?
このような気候変動の影響を抑えるためには、脱炭素社会の実現が大切です。
パリ協定では「世界の気温上昇を2度以内に抑える」という目標が掲げられていて、この目標が達成されれば、日本の気温上昇は約1.4度に抑えられると予測されています。
★求められる対策
・再生可能エネルギーの普及(太陽光発電・風力発電など)
・省エネルギー技術の開発と利用
・気候変動に対応したインフラ整備(防災対策の強化)
気候変動に対する対策を早急に進めなければ、異常気象がさらに激しくなり、日本全体に大きな影響を与える可能性があります。
Harunaの記事レビュー
今回の報告書を見ると、温暖化の影響がすでに日本でも深刻になっていることがよくわかります。
特に、100年に1回の高温や豪雨がほぼ毎年発生するという予測にはすごく驚きました。
また、海の温暖化による漁業への影響も大きく、日本の食文化(お寿司やさしみなど)や産業にも関わる問題であることを改めて実感し、これからの時代、温暖化対策は私たち一人ひとりの行動にも関わる重要な課題だと感じます。
これからも、脱炭素の取り組みや気候変動への対策について関心を持ちながら、“どのように行動できるのか”を考えていきたいです。
最後に・まとめ
今回は「100年に1回の異常気象が毎年発生?日本の未来はどうなるのか。」というタイトルでお届けしました。
昨年の夏は異常な暑さが続いて、外出するだけでも一苦労だったのを覚えています。
もしこの暑さが毎年続くのが当たり前になれば、私たちの生命にも危険を及ぼしかねません。
だからこそ、今のうちに対策を進めていきたいですね。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
また次回の記事でお会いしましょう!