家で集中して勉強するには?
家で集中して勉強するには?
どうも、フジです。
今回は「家で集中して勉強するには?」というお話です。
「家だと集中できないなあ…」と思ったことは、皆さん当然あると思います。学校や塾、カフェなど、いつも外で勉強している人にとっても、家で勉強しなければいけないタイミングは必ずあるでしょうし、ましてや受験が近づいてくると、家で勉強する時間をゼロになんてできやしません。
そんな中で、「家で全然集中できない…」という状況が続くと、不安や焦りにつながります。「今日はあんまり勉強できなかったな」「またダラダラしちゃったな」という罪悪感を抱えたまま1日を終えるのは、精神衛生的にも良くありません。
というわけで、私が実際にやっていた「家で集中力を保つための工夫」を紹介します。
なぜ家だと集中できないのか?
まずは、「家だと集中できない理由」から整理していきましょう。
最も大きな理由は、やはり誘惑の多さです。
テレビ、ゲーム、漫画、ベッド、スマホ…。勉強の妨げになりそうなものが手の届く場所に山ほどあるのが家という環境です。学校や塾のように「勉強するためだけの空間」ではないぶん、気を抜いた瞬間に別のことに気が向いてしまうんですよね。たとえば、「ちょっとだけYouTube見よう」と思ったが最後、気づいたら1時間以上経っていたり。あるいは、「休憩のつもりでベッドに横になったら、気づいたら寝てた」なんてこともよくあるんじゃないですか?
しかも、一度そういった娯楽に手を出してしまうと、再び勉強に戻るのが本当に難しいんです。「そろそろやらなきゃ」と思いながらも腰が重い、「もう今日は無理かな…」と無意識に自分に言い訳してしまう。その結果、1日の勉強時間が予定より大きく削れてしまい、自己嫌悪に陥る…みたいな。これは受験生にとってかなりのダメージになります。
もうひとつの原因は「他人の目がないこと」かなと思います。
塾や学校であれば、周りには真剣に勉強している人がいます。その空気感だけで、「自分もやらなきゃ」と自然とモチベーションが上がる人は多いでしょう。カフェなどの公共の場なら、「周りに見られているかもしれない」という意識が働くことで、自制心も高まるのかなと思います。
でも、家は完全に一人。誰にも見られていないからこそ、だらけても誰にも咎められない。そういう環境では、意志が強くない限り、なかなか集中モードを保つのは難しいってわけです。
誘惑を物理的に排除する
誘惑を物理的に遠ざけましょう。
家には集中を乱す要素が多すぎます。だったら、いっそのこと“誘惑がない環境”をつくってしまえばいいじゃないですか。
私が使っていたのは、「タイムロッキングコンテナ」というアイテムです。蓋を閉じて時間を設定すると、その時間が経過するまで絶対に開かないってやつ。私はこの中にPS4のコントローラーを入れてゲームを封印していました。コントローラーが手元にないだけで、「ちょっとだけ…」の衝動は完全に抑えられます。
同じく厄介なのがベッドです。私の部屋では、机のすぐ横にベッドがありました。だから、ちょっと疲れた瞬間に寝転がりたくなる誘惑が常にありました。
そこで私は、あえてベッドの上に教科書やノートを広げておくようにしていました。「寝たければまず片付けないといけない」という状況を作っておくと、衝動的にベッドに飛び込むのを防げます。これは地味に良い案だと思っています(笑)
“見られている感”をつくり出す
「他人の目がないから集中できない」と感じる人にこそ試してほしいのが、自分で“見られている感”を演出する工夫です。
たとえば、友達とZoomやLINE通話をつないで黙々と勉強する「オンライン自習室」は、正直かなり効果的です。実際に喋る必要はまったくなくて、ただ画面をつないだままにしておくだけって感じ。お互いの姿が視界に入ることで「サボれない空気感」が自動的に生まれます。
私は、大学生になってからなんですけど、よく仲の良い友達と「今日何時から何時までやろう」と決めて、カメラをオンにして作業をしています。周りに人がいるわけじゃないのに、不思議と塾の自習室にいるような感覚になって、勉強の効率もかなり上がっていますよ。
「やることを誰かに宣言する」のも手かなと思います。「今日の夜は19時から21時で数学やるわ」と友達にLINEで送るだけでも、ちょっとした緊張感が生まれます。実際にできたかどうかを報告する、なんてルールを決めると、より強いプレッシャーにもなるでしょう。
つまり、“誰も見てない家の中で、どうやって自分を見張らせるか”。これができるようになると、家での集中力は一段階上がります。
勉強計画を立てる・一息つかない
「時間の使い方」そのものにも工夫を入れると、集中力はさらに安定します。
たとえば、1日中家にいるような休日には、細かい勉強スケジュールを立てることが効果的です。「今日は英語をやろう」みたいなざっくりした予定だと、行動に移るまでに時間がかかるし、途中でだらける可能性も高くなります。
「10:00〜11:00は英単語、11:00〜12:00は長文読解」みたいに、時間単位でタスクを決めておくと、気持ちにメリハリがついてだらけにくくなりますよ。
また、学校や部活から帰ってきた後の夜は、「一息つかないこと」が最大のポイントです。「ちょっとだけ休もう」と思ってソファに座り込むと、そのままスマホをいじってしまったり、横になって気づいたら寝ていたり。そうなると、その後に勉強を始めるハードルが一気に上がります。
私がやっていたのは、「家に帰ったら着替えずに机に直行して勉強する」というルールでした。一度火がつけば、意外とそのまま1〜2時間続けて勉強できたりします。最初の“起点”をどう作るか、それが勝負です。
というわけで今回は以上。