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好きな授業が取れる?〜アメリカの高校の仕組み〜


体験記
2021年3月8日
しりょかわ
しりょかわ

こんにちは、しりょかわです!

前回の記事ではアメリカの義務教育期間と学年の呼び方について少し触れましたが、今回はアメリカの高校で採用されている単位制について紹介できたらと思います!

単位制とは?

早速ですが、アメリカの高校では単位制という制度が採用されています。日本の多くの高校で採用されている学年制とは異なり、1年で取得するべき単位数は決められておらず、高校4年間で取得するべき単位数や単位の内訳のみ定められています。日本の大学を想像してもらえるとイメージしやすいかと思います。

ただ調べてみると日本でも通信制高校の拡大に加えて全日制高校でも単位制を採用する高校が増えているようです。

話を戻しましてアメリカの高校の単位制では自由に授業を選べるといえばその通りなのですが、教科ごとに取得しなければいけない単位数が定められています。僕の通っていた高校では以下のような内訳でした。

教科の中にも様々な授業があるので、例えば数学の場合は数学教科の中から4単位分を選んで4年間で履修していくといった流れです。もちろん、中には数学が好きで4単位以上取りたいという生徒もいるので、そういった超過した分は選択科目の単位として換算されます。また、日本では大学で第二外国語を取るイメージがあったので、高校生の頃から第二外国語を学ぶことには少し驚きました。第二外国語にはスペイン語、フランス語、ドイツ語、中国語、日本語など、様々な言語を学べる環境が整っている印象でした。選択科目の中には、料理の授業や最近流行りのコンピューターサイエンスの授業などもありました。それぞれの教科にどんな科目があるのかは今後詳しく紹介できたらと思います!


また、1年で取れる単位は7単位でした。というのもアメリカの高校では1日に1限〜7限まであり1科目につき1単位取得できるからです。ここでお気づきかも分かりませんが、僕の通っていた高校では毎日同じ7つの科目の授業を受けるというスケジュールでした!授業が毎日同じなので持ち物を忘れたりすることはあまりなかったですが、日本の中学で体験した「明日は体育がある!」「明日の授業は楽だ!」などのワクワク感はありませんでした(笑)。しかし、隣の学区では1年に8単位取得でき、毎日同じ授業を受けるわけではないという話を聞いたこともあるため、学区によって制度はだいぶ違うという認識をしていただければいいかなと思います。

単位制だともちろん自分でカリキュラムを作らないといけないので、少し大変な面もあります。アメリカの大学に進学する際に、GPAと言われる成績が重要な要素の1つになってきます。大学に提出するGPAは4年間の通算のGPAであるため、有名大学に入るためにはいかにGPAを高くするのかを、9年生の頃からカリキュラムを組む時から考えなければなりません。授業を自分で選べるというのは魅力的ですが、自己責任がついて回ります。この制度からも、アメリカの自助努力の風潮を感じるような気がします。

先ほど、1科目1単位と説明しましたが例外もあり、0.5単位しか取得できない科目もあります。しかし、そういった科目は1セメスター(半年)で単位を取得できます。セメスターとは日本でいう学期に相当するものです。ということで次回は、セメスターについて触れながら1年がどのように進んでいくかを紹介できたらと思います!

何かアメリカの高校について知りたいことがありましたらコメントからよろしくお願いします!
長い文章にお付き合いいただきありがとうございます!

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しりょかわ

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