【最初の単語帳に】オススメ英単語帳「鉄壁」
オススメ英単語帳「鉄壁」
今回は、私が受験生時代に使っていた英単語帳の紹介をしようかなと思います。
私は高校1年生の頃から東大を目指し、無事現役で文二に合格することができました。
高校1年生の夏休みに、初めて書店で手に取った英単語帳が、今回紹介する「東大英単語熟語 鉄壁」です。こちらの英単語帳はかの有名な鉄緑会の英語科の方々が手がけたもので、私は高校の3年間、ずっとこの英単語帳にお世話になりました。途中、紙タイプの付箋を貼りすぎて使いづらくなってしまったため、2冊目を買ったという思い出がありますね(笑)
「東大」と銘打ってはいるのですが、非常に完成度も高く、東大受験者以外にもオススメな単語帳です。私の高校では、東大受験をする人のほとんどが使用していましたし、東大以外の難関大学を受験する人でも使っている人は多くいたような気がします。
3つのオススメポイント
鉄壁のおすすめポイントは多くありますが、3つピックアップしてお伝えします。
まずは、これ1冊で完結させることができるほどの圧倒的な情報量が魅力です。
英単語の勉強をするなら、これで十分と言わんばかりの分厚さ。なんとページ数は600を超えており、収録されている単語数は3000以上。「これを完璧にすれば英単語はバッチリ!」と思うことができてしまうのですが、それはすなわち英単語暗記のゴールが目視できているということなので、勉強を進めていきやすいのではないかと思います。まぁ、量が多すぎて挫折しないかが心配なところですね...。
東大レベルと聞くと、難しい単語ばかりが収録されているのでは?と思ってしまいますが、意外にもそんなことはなくて、むしろ難単語は少なめです。共通テストレベルの単語もしっかり収録されているので、量に屈しないだけのやる気があるのであれば、この単語帳を最初に手に取ることをオススメしたいです。
また、テーマ別で単語が収録されているというのも鉄壁のいいところだと思います。
普通の英単語帳は、難易度順や出題頻度順、重要度順で収録されていることが多いですが、鉄壁は「テーマ別」で収録されています。これは単語を長期にわたって記憶に残すための工夫で、個々の知識を関連づけ、大きな枠組みの中に位置付けていく手助けをしてくれているんですね。似たような意味の単語が同じ場所に掲載されているので、効率よく覚えることができたと感じています。(似たような綴りの単語は残念ながらバラバラの場所に載っているので、ごちゃごちゃになりがちでした笑)
個人的にはあまり良さを感じなかったのですが、人によっては「イラストが掲載されている」のがありがたいと感じることもあるでしょう。
これは、単語のイメージを記憶に焼き付けるための工夫です。単語をイメージ化して覚えるために、数百のイラストが随所に掲載されています。1つの英単語には、さまざまな訳し方がありますが、その単語の核となるイメージが存在します。単語のイメージが頭の中にあることによって、そこから文脈に応じていつでも適切な意味を引き出すことができるというわけです。
私が良さを感じなかったのは、単語の意味を一通り辞書で調べることで、自ら単語のイメージを固めるという作業をしていたからですね。イラストに頼らずとも...という部分があったと思います。私はかなり面倒なことを時間をかけてやっていたので、手っ取り早くイメージ化したいよという方にはオススメですね。