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英単語はわかるのに英文が読めない理由はコレ! part1


英語
2023年7月17日

英単語はわかるのに英文が読めない理由

どうも、フジです。
今回は、英文の読解に関する記事となっています。

みなさんは「英単語は知ってるやつばっかりなのに、なんか英文読めへんなぁ...」みたいな悩みを抱えていたりはしませんか?

私は高校1年生の夏休みに「鉄壁」を覚え切りましたが、それでも英文がうまく読めずに悩んだ時期がありました。そんな私の経験も踏まえながら、「単語はわかるのに英文が読めない」の原因を紹介していこうと思います。

単語力不足

1つ目の原因として考えられるのは「単語力不足」です。

「いやいや、単語はどれも知ってるやつばっかりなのに読めないから悩んでるんだって!」と思うかもしれませんが、その単語のことをあなたは本当にちゃんと知っているのでしょうか。例えば、その動詞が自動詞なのか他動詞なのかその単語が形容詞なのか副詞なのか...。

高校受験のレベルであれば、そこまで細かい(?)知識がなくてもなんとかなる部分がありました。私は中学3年生の時にターゲット1900を使っていましたが、その単語帳の動詞の意味の部分には、不親切なことに「自動詞」「他動詞」と明示してくれてはいなかったので、そこを意識することなくザックリと意味を覚えていたんです。

ですが、大学受験はそうもいきません。私は高校1年生の夏に鉄壁を購入して暗記した時も、高校受験の時のやり方を踏襲し、細かい部分は気にせずザックリと覚えてしまいました。これが良くなかった。

暗記する際に自動詞なのか他動詞なのかを意識していないと、swim「泳ぐ」のように、明らかに自動詞でしかないような単語でもない限りは、なんとなく他動詞で処理しようとしてしまうんですね。

すると、文中では自動詞で使われているはずなのに、無謀にも他動詞で処理すべく、目的語を探して無理やりな和訳を作り上げてしまう...なんてことが起こってしまうんです。こうなってしまっては、もう正しい和訳にたどり着くことは不可能でしょう。ここで「この単語には自動詞の意味と他動詞の意味があったな」とわかっていれば、適切な和訳ができる可能性が大幅にアップするというわけです。

形容詞なのか副詞なのか...の話は「簡単すぎる単語」において発生する問題です。

みなさんは past という英単語を見たことがありますね? ないはずがありません。中学1年生でも知っている単語ですし、高校生が使うような単語帳には簡単すぎてもはや載ってすらいないレベル。では、past の意味がきちんと言えますか?

言えない人の方が多いんじゃないでしょうか。

past はザックリと「(名詞)過去/(形容詞)過去の」くらいの認識でしょう?

ちなみに私は高校3年生になってようやく言えるようになりましたね。ちゃんと辞書で調べてみてください。

「(副詞) ①(場所を)過ぎて、通り越して ②<時が>過ぎて」
「(前置詞) ①<時間>を過ぎて ②<人・場所>を通り越して ③<ある数量>を超えて」

のような意味があるんです。これを知らなくていざ past が含まれている英文を和訳しろと言われると、どうにかこうにか自分の知っている「(名詞)過去/(形容詞)過去の」の意味で和訳しようと無駄な試行錯誤を繰り返し、挙句の果てに間違った和訳へと辿り着く...。

このように「簡単すぎる単語」の意味は、なんとなくのまま放置されがちなんです。そのせいで、読めるような気がするのに読めないということが起こってしまうのです。


思いのほか長くなったので、続きは次回で!

この記事の著者

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フジ

地方公立高校から東京大学文科2類に現役合格。 現在経済学部在学中。公認会計士志望。 アプリokkeのマイページ「コメント•要望」から、 記事内容のリクエストをお待ちしております!