微積物理のすゝめ
はじめに
こんにちは。記事をご覧いただきありがとうございます。moonです。
今回は微積物理について説明していきたいと思います。
微積物理とは
微積物理とは高校物理を微積を用いて理解することです。基本的に物理のあらゆる法則は微積分を用いた計算のもとで成り立っています。
簡単な例では、変位を時間で微分すると速度に、速度を時間で微分すると加速度になったり。
しかし、教科書上の高校物理では微積分の必要となる部分を誤魔化し原理の説明を避けられており、入試問題においてもどんな問題であっても、微積を使わずに解けるようになってます。
ですから、学校レベルの高校物理で微積物理を学習する必要はありません。
一方で、物理を得点源にしたい人、他教科が完璧な人、旧帝一工レベルを志望している人にとってはぜひとも身につけてほしい能力です。
ここからは微積物理を学ぶメリット、デメリットをご紹介します。
メリット
①本質を理解できる
これが最大のメリットです。これまで高校物理では曖昧にされてきた背景を理解することができます。
また公式を自分で導くことができれば、より覚えやすくなるでしょう。そして仮に忘れたとしても導出できます。
②入試問題の背景を理解できる・難問を解くことができる
難関大学のほとんどの物理の問題は微積分を背景にして作られています。もちろん微積分を使わずに解くこともできますが、誘導に乗らなくとも計算で解くことができたりします。
③物理の学習が楽しくなる
本質を理解できるようになれば、どういう現象が起きてるのかイメージでき、たくさんの疑問が解決していくと思います。
また公式の単純暗記、典型問題の解放暗記からも開放されます。
デメリット
①習得に時間が必要
習得にはそれなりの時間と労力がかかるので、覚悟が必要です。下手したら一年くらいかかります。
また、そもそも高校物理と数Ⅲをある程度理解していないと厳しいです。
②計算力がないとより時間がかかる
計算力がある程度ないと、微積を使わずに解いていた時よりも時間がかかります。
学習方法
覚悟を決めた人のみ、ここからの先の話を参考にしてみてください
まず使う参考書のおすすめは
①新物理入門(駿台出版)
②新物理入門問題演習(駿台出版)
以上2つに参考書を一緒に使ってください。
そして、新物理入門を進める際、出てきた計算を一度必ず自分でやるようにしてください。でなければ身につきません。
私自身、力学だけで3ヶ月かかりました。
また独学ではなく、駿台や東進などでも微積物理の授業があります。そちらを受けて見るのもいいかもしれません。
最後に
ここまで読んでいただきありがとうございました。物理の点数で頭打ちしている人、物理を得点源にしたいひとは是非やってみてください。
ただし、覚悟を持って、、、、